p_f のコメント

ジョセフ・シリンシオー氏は「核の悪夢:手遅れになる前に世界を守れ」の著者だという。Wikiに立派な経歴も出ていたが、ロシアのウクライナ侵攻に対する所属研究所のハト派的な対応に抗議して先月に辞職した際、ロシアの行為は「主権国家に対する完全に不当な、いわれのない侵攻」と断じたそうである━7ヶ月経ってさえ こんな認識でいる人物が、まともな分析/考察/判断ができるのか。「核戦争防止」財団の代表でもあるらしいが、根本の問題-米国(DS)の飽くなき「一極支配の追求」を全く不問にしているなら、やっていることは単なるガス抜きだ。自分を気持ちよくする幻想に浸りっ放しの偽善者でないか。

> それが、米軍と諜報機関の指導者たちが行っていることであり... 彼らは考えられるすべての使用シナリオを研究している。

それが本当なら、その「考えられる全てのシナリオ研究」姿勢は、過去に米国が世界中でやらかした侵略戦争のプロセスでも実施されたろう。それで、その顛末はどれもこれも惨憺たるものでないか。
スコット・リッター氏の記事(RT 25 Sep, 2022)-

「私とCIAの関係の本質を浮き彫りにした、情けなさと誠実さの欠如は、決して特別な出来事ではない。CIAは優秀な人材で構成されているかもしれないが、組織としては芯から腐っている。
CIAは...UNSCOMという組織も潰そうと画策した。その結果、現代史における情報機関の最大の失敗の一つを しでかすに至った━イラクが大量破壊兵器を保有しているというCIAの根拠には根本的な欠陥があったのであり、それが2003年のイラク侵攻と占領の正当化に利用されたのである。CIAはその失敗の責任を取ろうとしない...中央情報局と個人的に接したことで、私はその伝説に彩られた神秘性を見抜き、それが嘘のボディガードとしての役割しか果たしていないことに気づいた。だからこそ、私がCIAの75周年に望むことは、76周年がないようにすることだ」

> 第二次世界大戦の終わりに日本の都市を爆撃する代わりに、まさにそのようなデモショットを求めた. 誰も殺されず、物理的な損傷もないが、爆発すれば世界の動きを止めることができる。

ご投稿では省かれているが、元記事には「ロシアは1945年の米軍指導者と同じ理由でこの選択肢を拒否するだろう。十分な衝撃を与えられないからだ」とあった。こんな認識で「核戦争防止」財団の代表とは恐れ入る。断じて上記「同じ理由」などでない。いよいよロシア存亡の機となれば核も使わざる得ない━それだけのことだ。元々そのための核兵器でないか。

> 1980年以降、地上で核爆発を見た人はいない。

本当にそうか。「陰謀論」扱いの「9.11、3.11での核使用」説も それなりに状況証拠は出ている。アベ銃撃で、荒唐無稽視されてきた「日本政府=カルト独裁政権」も真実だと証明された。真実を隠し、あれこれ「陰謀論」にしておきたい勢力の存在を常に念頭に置かねばなるまい。

No.4 26ヶ月前

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