バイデンの支持率が低くトランプが期待されているような内容に理解している。 何故バイデンが支持されないのか調べてみると、1月20日 NHKの<バイデンはなぜ不人気なのか>が目に付いた。 ①支持率が急落したのはアフガニスタンから米軍を撤退させる中でタリバンが復権し同国が混乱した。大きいのは米兵13名が死亡したことが批判の対象となっている。 ②家計を直撃しているインフレである。12月消費者物価指数は7%上昇39年ぶり高水準。 ③オミクロン株感染拡大で米国民の不満が高まっている。 ④「保育園の無償化」などが党内の急進左派と中道寄りの議員の対立が激化している。 ⑤無党派層の支持離れ。就任当時61%支持が33%に半減近くなっている。 これら要因を細かく見ていくと、バイデンだけに責任を負わせられない要因が多く、今後の民主党と共和党の攻防はどのようになるかわからない。 バイデンの好材料は、失業率が3%台で極めて低い。賃金も上昇傾向であり中低所得層の雇用関係も改善している。 また全体ではトランプ支持は33%、望まない人が59%であり、トランプが支持されているとは言えない。 今年は米国は内向きになっていくのでしょう。中国の動向も同じように内向きに向かわざるを得ず、日本の役割が増すかもしれない。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
バイデンの支持率が低くトランプが期待されているような内容に理解している。
何故バイデンが支持されないのか調べてみると、1月20日 NHKの<バイデンはなぜ不人気なのか>が目に付いた。
①支持率が急落したのはアフガニスタンから米軍を撤退させる中でタリバンが復権し同国が混乱した。大きいのは米兵13名が死亡したことが批判の対象となっている。
②家計を直撃しているインフレである。12月消費者物価指数は7%上昇39年ぶり高水準。
③オミクロン株感染拡大で米国民の不満が高まっている。
④「保育園の無償化」などが党内の急進左派と中道寄りの議員の対立が激化している。
⑤無党派層の支持離れ。就任当時61%支持が33%に半減近くなっている。
これら要因を細かく見ていくと、バイデンだけに責任を負わせられない要因が多く、今後の民主党と共和党の攻防はどのようになるかわからない。
バイデンの好材料は、失業率が3%台で極めて低い。賃金も上昇傾向であり中低所得層の雇用関係も改善している。
また全体ではトランプ支持は33%、望まない人が59%であり、トランプが支持されているとは言えない。
今年は米国は内向きになっていくのでしょう。中国の動向も同じように内向きに向かわざるを得ず、日本の役割が増すかもしれない。