> 当然ながら軍部などからの威圧的な言動がある。
> 軍に批判的とみなされたものは逮捕されている。

こうなると、丸腰の文学者、画家はお手上げだ。いきなり暴力を受けずとも、干されて仕事を失った場合も生きてはいけまい。米国お得意の経済制裁と同じことだ。それでも自分に忠実でい続けられる、タリバンも一目置くほど肝が据わった日本人は稀だったということだ。
だが、脳ミソが筋肉で出来ているような軍部の連中は、ヘタに刺激しないに限る━これは自己防衛本能からして、当然の判断でもある。山でクマに遭遇した時と変わらない。
あるいは、「フランスの影響を受けすぎて植民地化している」等、攘夷感情から戦争協力にさして抵抗感がなかったのか━これは無知故のワクチン推奨者のようなものだ。トンデモナイ悲劇を予見できず、上っ面な判断で国策を是とする態度だからだ。
いずれにせよ、そうして一般大衆が甚大なツケを払わされることになるのである。
要するに、たとえ権力側が暴走しても、一般大衆が割りを食ったりしないで済むシステムは、戦前・戦中どころか、戦後もずーっと、日本に存在した試しはない。第一、それが問題視されることもない。「夏場はCPUが暴走して よく壊れます」━そんな但し書きのパソコンがロングセラーを続けてるみたいでないか。