ハーバート・ノーマンについては孫崎さんは何度も取り上げておられます。 彼については、共産主義者であり、おそらくソ連のスパイであったという点をまずおさえなければならない。その立場から、日本の問題点を舌鋒するどく指摘したのであれば、純真な当時の日本人は恐れ入ったひとびとも多かったでしょう。 しかし、逆に、自由主義・民主主義の立場から彼の主義をするどく批難することもできたのだということを忘れると適切な判断はできないとおもいますね。 そして、2021年の現在、共産主義がその後どうなったかは、みんな知っているとおもいます。プーチンなどは、ノーマンを鼻でせせら笑うのではないかとおもいます。ただし、当時のソ連の役に立った点については、愛国者とおもうかもしれませんね。(かれはカナダ人ですが、ソ連(=共産主義者の祖国)のためにはたらいたという意味です)。 ハーバート・ノーマンについてはいろいろと研究が進んでいますが、最近では、太平洋問題調査会(ロックフェラーがスポンサー、つまりDSの牙城)との関係を強調する議論もあります。たしかに理屈で考えてみれば、DSと共産主義とはそもそもかなり相性がいいのですね。イマジンの歌詞を思い出してみればわかるとおもいます。
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
ハーバート・ノーマンについては孫崎さんは何度も取り上げておられます。
彼については、共産主義者であり、おそらくソ連のスパイであったという点をまずおさえなければならない。その立場から、日本の問題点を舌鋒するどく指摘したのであれば、純真な当時の日本人は恐れ入ったひとびとも多かったでしょう。
しかし、逆に、自由主義・民主主義の立場から彼の主義をするどく批難することもできたのだということを忘れると適切な判断はできないとおもいますね。
そして、2021年の現在、共産主義がその後どうなったかは、みんな知っているとおもいます。プーチンなどは、ノーマンを鼻でせせら笑うのではないかとおもいます。ただし、当時のソ連の役に立った点については、愛国者とおもうかもしれませんね。(かれはカナダ人ですが、ソ連(=共産主義者の祖国)のためにはたらいたという意味です)。
ハーバート・ノーマンについてはいろいろと研究が進んでいますが、最近では、太平洋問題調査会(ロックフェラーがスポンサー、つまりDSの牙城)との関係を強調する議論もあります。たしかに理屈で考えてみれば、DSと共産主義とはそもそもかなり相性がいいのですね。イマジンの歌詞を思い出してみればわかるとおもいます。