p_f のコメント

“...ウィルソン政権によるこの作戦は大成功であり...戦中から戦後に、ヒステリックな「赤狩り」をあおるのにも同じ手法が使われ、組合をつぶし、報道の自由や政治思想の自由といった危険な問題を排除することにも首尾よく成功したのである...メディアと財界はこの作戦のほとんどを組織し、推進したのであり、それは総じて大成功をおさめた。
ウィルソンの参戦の意向を積極的かつ熱狂的に支持した人々の一部は、ジョン・デューイを中心とする進歩的な知識人だった...彼らは自分たちのような「社会の知識階層」が、躊躇する一般の人びとを鼓舞して、戦争にかりたてることができたことをたいへん誇りにしていた。実際には、人々を怯えさせ、狂気じみた好戦的愛国精神を引き出しただけなのだが。
このときに使われた手口は半端なものではなかった。たとえば、ありもしないドイツ兵の残虐行為がいくつでもでっちあげられた。両腕をもぎとられたベルギー人の赤ん坊など、ありとあらゆる暴虐の結果が、いまでも歴史の本に載せられているくらいだ。その大半は、イギリスの宣伝省によって捏造されたものだった。彼らの目的は、当時の極秘審議録に書かれているように、「世論の動向を操作する」ことにほかならなかった。
だが、それよりも肝心なのは、彼らがアメリカ社会の知識階層の考えを操作しようとしたことだ。そうすれば、その連中がイギリスによってでっちあげられた宣伝を広め、平和主義の国を好戦的なヒステリー集団に変えてくれる。
その思惑はあたった。みごとにあたった。そして、これが一つの教訓となったのである。
国家による組織的宣伝は、それが教育ある人びとに支持されて、反論し難くなったら、非常に大きな効果を生む。この教訓は、のちにヒトラーをはじめとして多くの者が学び、今日にいたるまで踏襲されてきている。”━N.チョムスキー著「メディア・コントロール」(2003)

Dappiの件も、「嫌韓嫌中」も、上記文脈の延長線上のことだ。更には、今次「殺人ワクチン」プロモート手法も瓜二つでないか。
さて、係るプロモートする方、即ち「DS子飼い」連中にコウノも名を連ねているが、誤記でない。アエラの“「好きな政治家」トップは河野氏”なる記事が出ていたが、アエラ=朝日=「日米同盟」命!=隷米だ。コウノはDSの大事な「駒」ということだ。

No.7 37ヶ月前

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