加藤陽子さんの「それでも日本人は戦争を選んだ」を読んでいるんですけど、とっても面白いんです。 日中戦争前のことなんですが、日本人の軍部の政策遂行者の頭が中国人のそれに比べて劣っていたと言えば、尊米嫌中の方々に怒られそうですが、しっかりしたパースペクテイブを持ってことに臨んだ指導者が中国側に複数いたということです。そういうことを分かりやすい筆致で加藤さんは書いているのです。 その中でも代表的な人が胡適氏です。駐米大使になった人物ですが、日中戦争から太平洋戦争までの状況の運びは胡適氏の戦略と戦術の結果と言っても過言ではありません。 自民党の方々、その周りに蠢く利権屋たち、には政策の主張とそれをめぐる激論が無いようですね。内政外政共に問題意識はゼロ。 日本の宗主国の米国の国論をめぐるデベイトでも実にレベルが低いのです。 コロナとワクチンを綯交ぜにしたショックドクトリンはDSのギャンブルだということが、世界の知性に明らかになりつつある現在、その成り行きを冷静にみつめている胡適が無数にいる中国共産党と人民解放軍に対して果して太刀打ち出来るかな。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
加藤陽子さんの「それでも日本人は戦争を選んだ」を読んでいるんですけど、とっても面白いんです。
日中戦争前のことなんですが、日本人の軍部の政策遂行者の頭が中国人のそれに比べて劣っていたと言えば、尊米嫌中の方々に怒られそうですが、しっかりしたパースペクテイブを持ってことに臨んだ指導者が中国側に複数いたということです。そういうことを分かりやすい筆致で加藤さんは書いているのです。
その中でも代表的な人が胡適氏です。駐米大使になった人物ですが、日中戦争から太平洋戦争までの状況の運びは胡適氏の戦略と戦術の結果と言っても過言ではありません。
自民党の方々、その周りに蠢く利権屋たち、には政策の主張とそれをめぐる激論が無いようですね。内政外政共に問題意識はゼロ。
日本の宗主国の米国の国論をめぐるデベイトでも実にレベルが低いのです。
コロナとワクチンを綯交ぜにしたショックドクトリンはDSのギャンブルだということが、世界の知性に明らかになりつつある現在、その成り行きを冷静にみつめている胡適が無数にいる中国共産党と人民解放軍に対して果して太刀打ち出来るかな。