脳ミソが幼稚なままの権力者が何かを望んだ時、それが「幻想でしかない、勝算がない、実害甚大、時代に逆行」等々、つまり、道理が無いことが明らかな場合でも、この日本では軌道修正する術はない。一度CPUが暴走したら、本体丸ごと爆発する仕様になっているパソコン━そのようなものだろう。さすが科学技術立国だ。
勿論、日本でも係る軌道修正に動く「道理に則った」者は出てくるが、事の初期には、ボスの意向に水を差す不届き者として排除される。
そして「敗戦濃厚」が明らかになったら なったで、軌道修正を進言した日には「じゃあオマエが始末をつけろ」と「敗戦処理」の全てを押し付けられる。それで最後はどうなるのか。もう何度も繰り返し見せ付けられてきたでないか。これこそが代々受け継がれ日本社会に行き渡っている伝統だ。この国自体がカルト教団もしくはサル山と変わらないということだ。