「密室談合」で首相になった森喜朗も世襲に近い身の上だ。世襲によくある無能ぶりは、注目を集める首相職に就いたことでバレバレとなり、辞める羽目になった。これは「もう政治から一切手を引いてくれ」が民意だったはずだ。だが、こういう輩は水虫の如くで決して辞めない。無能の烙印押された人物が、気が付けば「会長」職に収まっている。おかしいだろう。「さっさと消えてくれ」が民意のはずだ。
しかし、件の「問題発言」自体はギャーギャー騒ぐ程の問題なのか。ずっと昔から その種の人物だと誰もが察していたはずだ。腹の中は「問題発言」のまま変わらない。国民からそう見做されていながら要職に就き続け、「腹の中」が口に出た際も、その場で誰も抗議しない、できない━その状況こそが遥かに問題だろう。

> 森氏批判の大合唱の中で五輪を迎える事態は避けたいのが本音といえる。

誰もが知っている「腹の中」が口から漏れただけで「批判の大合唱」などお笑い草だ。
しかも今次の「失言」は「女性は風呂が長い」類の軽口でないか。もっと鷹揚に聞き流して係る女性達はガンガン発言すればいいだけだ。それが室井佑月氏事件の様相にまで至って森会長が即刻クビになればいい。