フレデイ タン のコメント

私が尊敬するポール・クレイグ・ロバーツさんはレーガン政権時代に財務長官補佐を務めた人だが、米支配層の世界支配戦略を徹底的に批判している。彼によると、米国の産業がUSAから世界に出て行ってしまい、端的に言えば、金持ちの主人とその召使いという二つの階層で米国社会が構成されるようになってしまっている、となる。

召使と言えば、聞こえが悪いが、CATERINGと言えば、少しは響きがそれらしくなる。辞書を引くと、1に、食事の準備をする、2に、人の用命に応じる、とある。つまり、支配者たる金持ちとその用命に応じる人々で米国社会が成り立っていると言っても間違い無いのだ。

コロナで世界の産業がピンチになっている。従って、米国の金持ちに送られて来る配当は激減する。結果、召使に上げられるチップは微々たるものになる。言い換えれば、米国のサービス産業は疲弊するのだ。従業員は馘首される。

このまま続けば、米社会は崩壊する。何しろ、この国は、教会が福祉を担当するしかないから、始末が悪い。いたるところで、犯罪が頻繁化しよう。その挙句に、プロレタリア革命が起こるのではないだろうか。お隣の国のキューバでフィデル・カストロがバチスタ政権を倒したみたいに。

No.1 52ヶ月前

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