りゃん のコメント

ついこないだまで、死の恐怖におののいて、PCR、PCR、と泣き喚きながらさまよっていたのが、旅路が終わって、とたんにもう何もかも終わった気分になってるのが、本当に笑える。

実際はまだまだこれから。確かにいえるのは、ワクチンができるか集団免疫ができるかまでは流行は終わらないし、インフルのタミフルにあたるような特異的治療薬ができないかぎりは重症者の死亡率は高いままだ。中国は爆発的な流行はコントロールできたみたいだが(それも中国のいうことだから多少眉唾だが)、いつまた北京や上海で小流行がはじまるかわからないし、武漢を住人ごと捨ててるのをどうするんだろう。

ワクチンも特異的治療薬も、がんばって開発してるとはおもうが、常識的には、臨床試験をし、副作用の少ないことを確かめてりゃあ一年くらいは最低でもかかるだろう。しかも、ウイルスは変異もするんだし、ワクチンや特異的治療薬が効き続けるかもわからない。

日本もぜんぜん終わってない。夏にいったん終息するという説はどうも否定的だし、そうだとすれば、日本は爆発的流行こそおこしていないが、確実に患者数は増えているのであって、重症者の数も当分増えつつけると思われる。流行の最盛期には病床(人工呼吸器やそれを扱える医師や技師つきのという意味の病床)が足りなくなって、高齢者を見殺しにするしかないこともじゅうぶんありうる。いや、CHANGEさんが問題にしていた愛知なんかは、すでにそうなっているのかもしれない(人工呼吸器の必要な病気はチャイナ肺炎だけではない。全体の必要数が増えれば、どこかにしわ寄せがくる)。厚労省は、いま、全国の病床(上の意味での)を何度も見直して、最悪に備えているはずだ。フレデイさんには見えないところで。

パックス・アメリカーナの恩恵のなかで踊りまくりながら、米国と日本政府への不満と悪口しか考えてこず、テレビが報道するよりほかの背景は陰謀論しか考えない老人というものの始末の悪さを、今回再認識している。

挙句の果てに、死者が少ないのは習近平のおかげだとか。何を言っているのか。フレデイ タン ファンのみなさんも、ここは気分が悪くなった人も多いだろう。落ち着いたら中国に感謝を述べに行きたいという意味のことをいって、大顰蹙を買った二階とまったく同じ発想だ。さすが、自民党二階派サヨク。

No.18 55ヶ月前

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