先般TVで、日本は現在10か所ばかりに車の自動運転を研究しているといって、そのシステムの一例を紹介していたが、それは道路に電線を埋め込み、それをなぞって動く、要は今日の電車や地下鉄のシステムを地上の道路で行うもので、19世紀の技術の延長線上にある。
他方、5G時代の自動車の自動運転は、ちょうど個人が運転していると同じように、周りの情報が張り巡らされた5G関連情報発信設備から出され、その情報をもとに人工頭脳が指令を出し運転するものである。このシステムは中国ですでに公道で実験段階に入っている。研究を進めている地域の公道では5G情報発信設備が張り巡らされている。
今日中の技術格差はとんでもない大きさを見せようとしている。 5Gの特許数は圧倒的に中国が大きい。日本は皆無に近い状況であるし、米国企業もはるかに下である。
この中で、5Gを軸として進展する、自動車、医療、建築等様々な分野で新たな技
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今回導入される自動運転は、路面の区画線のカスレとか分岐の破線の不連続などがあり、認知誤差が出るため、車載センサーでは把握できない外部情報があるため、自己位置を正確に特定するため電磁誘導とか磁気マーカーなどのインフラが必要になっているということでしょう。高齢者の運転が問題になっている時、生活の不自由を解消するためには、一日でも早い自動運転が求められており、その要求にこたえようとするものでしょう。
5Gの問題は、監視カメラの導入設置と関連が深い。ウイグル自治区で人権問題になっているが、監視カメラを張り巡らせ個々人の行動を細かく監視しています。中国国内も同じように、年間軍事予算に匹敵する金額を使って監視カメラを張り巡らせています。さらに、その監視システムを海外で販売しようとして非難を浴びている。
日本の5Gは確かに遅れてはいるが、基地局の整備は進んでいくのでしょう。5Gの高周波電波は直進性が強く、障害物があると電波が途切れてしまう。ドコモとファーウエイは共同で「無線アクセスバックホール統合伝達」によって基地局を設置して陰のノードに電波を届けようとしている。また。超多素子アンテナをドコモと三菱で共同開発している。水平だけでなく垂直方向の電波伝達など日本も個々の部品ではかなり進んでいる。
5Gでは、①大容量の通信量だけでなく、②IoT分野でのモノと人のデーター多数同時接続も大切であり、③超高信頼性・低遅延性など通信のタイムラグ解消も必要になってくる。社会性の高いインパクトは通信の信頼性確保一番であり、中国・米国に惑わされることなく積み上げていってほしい。他国の模倣などは日本の得意とするところであり、現在の遅れなどその気になれば追いついてしまうのでしょう。日本の技術者に頑張ってほしい。
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孫崎先生がおっしゃる通りです。それにしても、日本人の狭量な中国嫌いはどうにかなりませんか。
明治維新以降、脳に植え付けられた病気としか思えませんね。先日のIR汚職、「中国が悪い」と言わんばかりの特捜の宣伝戦略に朝日、読売の機関紙がうまく記事作りして日本の無頓着国民を誘導しようとする魂胆がありありじゃないですか。米国系企業だったら、特捜は動かないでしょう。
ジオグラフィーやヒストリーから言っても、中国と敵対するのは絶対得策じゃない。日本が今後生き延びる道はおのずから明らかです。中国と米国を日本のお得意さんにする「したたかな国」作りです。お客様は神様だ、と昔、艶歌歌手が歌ったが、日本はローマ時代の地中海のフェニキア人をそっくり模倣して21世紀の世界の商売一筋の日本を目指しましょうや。
膨大な市場が支える膨大な開発費が可能にする5G開発領域を有した中国、その中国に負けないように頑張るのは日本には難しい。ましてや、産業を悉く放棄してUSドルの印刷と配当取り立てだけが生業の米国だから、今後、技術面で世界をリードすることは難しかろう。日本は元々賢く器用なのだから、中国に対しては補完的なサプライ体制を完成させ、中国を顧客化する方向で進めば、両国のウインウインは自ずから確立しよう。一方、日本は米国の膨大で多岐に亙る消費財、サービス需要を満たす役割でフェニキア人を実践することが出来る筈だ。
結論:靖国主義は何も生みださない。日本に残されているのは商道だけだ。繰り返すが、米国も顧客、中国も顧客、その精神が日本の将来を保証してくれる。