フレデイ タン のコメント

中国の国体を論ずる時、「文学の自由が保障されてないから、駄目だ」という命題が日本のミリタリスト達によって叫ばれる。私みたいなアナキストにとっても、否定しがたい命題だ。そして、そのミリタリスト達は「中国を武力で開放して文学の自由を与えねば、と言わんばかりの主張を行う。長いこと日本工作に余念なく携わって来たCIAが随喜の涙を流すほどの主張だ。

私は「それは違う」と言いたい。物事には順序があるのだ。まず、知るべきは、CIA、その背後にネオコンというカルト、そしてその背後にウオール街の強欲な陰謀があるという事実だ。そういう構造がある限り、中国の文化統制は存続せねばならない。だって、ちょっと歴史を紐解けば分かることだ。中国は、二度と辛亥革命以降50年続いたカオス、換言すれば、今の中東みたいな泥沼、に嵌り込むことは避けなければならない。香港の中国の主流から外れた与太者同様の若者や台湾の金権主義者たちの星条旗に惚れ込んだ連中に大義は無いことを日本人は認識すべきだ。この日本のアナキストが言うのだから、間違いない。

米国の邪悪な構造が解体され、再び、復活すること無い歯止めが出来上がれば、文学の自由は中國に戻って来よう。僕の好きな村上春樹が読まれているのだから間違いなく戻って来る。

No.4 60ヶ月前

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