外人、特に米国人の日本人論は、勝者の論理に基づくものであり、間違いではないが、戦後の教育を受けてきた日本人から見ると、どこかしっくりしない。 戦争では、本来守りに重点を置き、相手との戦いに対抗できる戦力があるかどうかが、第一に考えられなければならない。 当時、連戦連勝で拡大主義を第一義に考えていた軍部は発言権が強く、経済制裁は何としても突破しなければならないという使命感が、相手の戦力を見誤ったのでしょう。真珠湾を攻撃しても米国のほんの一部に過ぎない。防御の体制を一切無視した無謀な戦いに突入した主因である。 最近実感し始めているが、日本は憲法のお陰で自衛に重点を置き、防御に秀でた戦略を蓄えてきたと思えるようになった。潜水艦技術も攻撃を主体とするのでなく、防御を主体にしており、レーダー技術は他を寄せ付けない技術を保有している。すべての兵器が防御を主体とするから、中には迎撃ができるとかできないとかいうが、迎撃システムを導入すれば日本の技術で、世界の水準をさらに高めた迎撃ミサイルに高めていくことができるのです。端的に言えば、米国の技術に隠れているが、さらに高度な兵器に高めてしまう。今まで憲法の壁で、我々の想像を超えた自衛力がかなり高められているのではないか。逆に、米国に隠れ世界的技術をさらに高める技術を蔵する日本の軍事力が、現在どの程度か知らないが、さらに高められれば、自衛と憲法を隠れ蓑にして、世界有数の軍事国家になっていくのではないか。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
外人、特に米国人の日本人論は、勝者の論理に基づくものであり、間違いではないが、戦後の教育を受けてきた日本人から見ると、どこかしっくりしない。
戦争では、本来守りに重点を置き、相手との戦いに対抗できる戦力があるかどうかが、第一に考えられなければならない。
当時、連戦連勝で拡大主義を第一義に考えていた軍部は発言権が強く、経済制裁は何としても突破しなければならないという使命感が、相手の戦力を見誤ったのでしょう。真珠湾を攻撃しても米国のほんの一部に過ぎない。防御の体制を一切無視した無謀な戦いに突入した主因である。
最近実感し始めているが、日本は憲法のお陰で自衛に重点を置き、防御に秀でた戦略を蓄えてきたと思えるようになった。潜水艦技術も攻撃を主体とするのでなく、防御を主体にしており、レーダー技術は他を寄せ付けない技術を保有している。すべての兵器が防御を主体とするから、中には迎撃ができるとかできないとかいうが、迎撃システムを導入すれば日本の技術で、世界の水準をさらに高めた迎撃ミサイルに高めていくことができるのです。端的に言えば、米国の技術に隠れているが、さらに高度な兵器に高めてしまう。今まで憲法の壁で、我々の想像を超えた自衛力がかなり高められているのではないか。逆に、米国に隠れ世界的技術をさらに高める技術を蔵する日本の軍事力が、現在どの程度か知らないが、さらに高められれば、自衛と憲法を隠れ蓑にして、世界有数の軍事国家になっていくのではないか。