change のコメント

外敵の軍事的脅威に対する戦略を
①守勢戦略=領土に侵攻してきた敵を自国内で撃破する
②攻勢戦略=領土外に存在する敵を領土外で撃破する
に分けている。
ご投稿のように、山形有朋は「外交政略論」で日本の利益線の基点は朝鮮としている。

この考え方の基本は、オーストラリアの国家学者シュタイン氏の影響を強く受けている。守勢戦略は、日本は陸続きではなく、7か所ぐらいの要港の防御を堅固にすれば、日本国の防衛は全うできるということである。孫崎さんご指摘のように、結果論で言えば、利益線を朝鮮に置いたために負けたともいえるのでしょう。

現在この考え方を取り入れたらどのような戦略論がとりえるか。考えてみると面白い。守勢=自衛=攻勢が一体的でなければ、「外交政略論」となりえないのでしょう。守勢=自衛=攻勢をしないという考え方はあり得るが、米国従属国家として、外交政略論はあり得ないということになる。日米同盟の枠は外せず、外交政略論をとろうとすれば、「憲法改正」問題は避けて通れない。

No.2 67ヶ月前

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