Brexitについて、よい参考になるとおもわれる記事が4月3日の朝日新聞に出ています。 https://www.asahi.com/articles/DA3S13962253.html Brexitに興味はあるがこの記事を読んでないかたがたは、どっかでタダで読めるなら、読んでおいて損はないとおもいます。 ごく簡単にまとめるなら、オックスフォードの政治学者エバンズへのインタビュー記事であり、彼はBrexit問題を、移民受け入れについて批判的な人々と寛容的な人々との価値観をめぐる対立と定立したうえで、英国社会のなかの政治意識や選挙制度の問題等を分析し、トランプ現象との類似を指摘しつつ、「ブレクジットとは、取り残された人々による民主的な階級闘争だったのです」と結論づけます。 わたしも大筋でこの考え方に賛成なのですが、「取り残された人々」という見方は、現に移民排斥がさかんなドイツや、将来的にさかんになるであろう日本では、あたらないのではないかとおもいます。 ところで孫崎さんは、「東アジア共同体構想」とやらの真っただ中にいるわけですが、それゆえ、こういう記事にシンパシーを感じて引用するのでしょうか。ご自分の立場をもっと明確にされたらとおもいます。
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Brexitについて、よい参考になるとおもわれる記事が4月3日の朝日新聞に出ています。
https://www.asahi.com/articles/DA3S13962253.html
Brexitに興味はあるがこの記事を読んでないかたがたは、どっかでタダで読めるなら、読んでおいて損はないとおもいます。
ごく簡単にまとめるなら、オックスフォードの政治学者エバンズへのインタビュー記事であり、彼はBrexit問題を、移民受け入れについて批判的な人々と寛容的な人々との価値観をめぐる対立と定立したうえで、英国社会のなかの政治意識や選挙制度の問題等を分析し、トランプ現象との類似を指摘しつつ、「ブレクジットとは、取り残された人々による民主的な階級闘争だったのです」と結論づけます。
わたしも大筋でこの考え方に賛成なのですが、「取り残された人々」という見方は、現に移民排斥がさかんなドイツや、将来的にさかんになるであろう日本では、あたらないのではないかとおもいます。
ところで孫崎さんは、「東アジア共同体構想」とやらの真っただ中にいるわけですが、それゆえ、こういう記事にシンパシーを感じて引用するのでしょうか。ご自分の立場をもっと明確にされたらとおもいます。