記事の内容は、実務協議を担っていた北朝鮮の金赫哲氏は2017年までスペイン大使をしていたが、弾道ミサイルの発射理由で国外退去処分になった。今回10名の朝鮮系の人たちが、大使館に侵入した。スペイン情報部員たちは、2名はＣＩＡに関係していると、信じているとしている。

捜査当局は、
①3月１日の時点では、大使館側から被害届が出ていないといっている。
②ＰＣや携帯電話を持ち出しているが、金品に手を付けていない。強盗目的ではないといっている。
③監視カメラの映像の分析から、グループの大半は朝鮮系の人物としている。
④エルパイスの記事に関しては、韓国の幹部が協力した可能性があるとみている。

二つの問題は、スペイン情報部員は、ＣＩＡの関与を確信しているわけでなく、信じているに過ぎない。また、捜査当局が、韓国が記事内容に関与した可能性があるといっている。

この問題は、これ以上真実が明らかにされていくようには思えない。真実を明らかにしていくと、米国と韓国の思惑が明らかにされることであるが、期待するのは無理な話でしょう。