大坂なおみが勝利の因を訊かれ、「CONSISTENCY」と答えた。1960年代の米国産業の経営者は「経営で何が大事か」と尋ねられたら、多くは「INTEGRITY」と答えた。どちらの英語も似た響きがある。国際政治に目を向ければ、そのことばの実体は国連憲章そのものだと私は考えている。 私の長い間の米国政治の観察の結果、発見したことは、米国にはウオール街を筆頭にして、いくつかの利益集団がそれぞれのGOV.を保持していることだ。裏を返せば、まさしく無政府状態。それは日本の幕末みたいな泥沼とも言えよう。であるから、その国際政治に於いて、CONSISTENCYもINTEGRITYも国連憲章も無いのだ。 このような米国を眺めていると、1940年前後の満州、中国、朝鮮を抱え込んで無能に陥った大日本帝国の苦境と同じものを米国が今抱えてこんでいると私は実感せざるを得ない。大日本帝国は米国のバイオレンスで潰されてしまったが、今の時代、つまり、核ミサイルの時代では、米国を潰すことは出来ない。國際社会は時間を掛けて説諭、説得していくしかない。米国は過去に例の無い「ならずもの国家」になりはてているのだ。 それでも、日本の星条旗ファシストの皆様は米国をよいしょするだろう。それが彼らの生業のごとくね。その頭には鬼畜露中がしっかり組み込まれているから、始末に終えないのだろう。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
大坂なおみが勝利の因を訊かれ、「CONSISTENCY」と答えた。1960年代の米国産業の経営者は「経営で何が大事か」と尋ねられたら、多くは「INTEGRITY」と答えた。どちらの英語も似た響きがある。国際政治に目を向ければ、そのことばの実体は国連憲章そのものだと私は考えている。
私の長い間の米国政治の観察の結果、発見したことは、米国にはウオール街を筆頭にして、いくつかの利益集団がそれぞれのGOV.を保持していることだ。裏を返せば、まさしく無政府状態。それは日本の幕末みたいな泥沼とも言えよう。であるから、その国際政治に於いて、CONSISTENCYもINTEGRITYも国連憲章も無いのだ。
このような米国を眺めていると、1940年前後の満州、中国、朝鮮を抱え込んで無能に陥った大日本帝国の苦境と同じものを米国が今抱えてこんでいると私は実感せざるを得ない。大日本帝国は米国のバイオレンスで潰されてしまったが、今の時代、つまり、核ミサイルの時代では、米国を潰すことは出来ない。國際社会は時間を掛けて説諭、説得していくしかない。米国は過去に例の無い「ならずもの国家」になりはてているのだ。
それでも、日本の星条旗ファシストの皆様は米国をよいしょするだろう。それが彼らの生業のごとくね。その頭には鬼畜露中がしっかり組み込まれているから、始末に終えないのだろう。