ついでに教えてあげますが、米国金融資本がドイツの復興にカネをたくさん出したというのは、 誰でも知ってる常識なんですよ(ソ連が第二次大戦でたくさん死者を出したなんてのはそれ以前の常識)。 そのあげくに復興したドイツ(ヒトラー)が中国を援助してカネを出しだり 軍事援助もしたなんて事実もありまして(「中独合作」などと呼ばれます)、中国の対日軍事戦略を ドイツがアドバイスしてもいます。 右寄り同士の議論のなかでは、そういうドイツと日本が同盟を結んだのは 正しかったのかという観点で議論されたり、 現代における中独の濃厚な関係、さらには今後起きうる中国の破綻とドイツ銀行の破綻、 などの観点から米国の金融資本、中国、ドイツの関係が強く意識されていますね。 そしてさらに言うと、ウォール街がヒトラーに資金援助したというのは、 あとから要約された話であって、間違いではないんですが、要約ですからニュアンスが抜け落ちて いるんですよ。ユダヤ人差別にしても、ヒトラー(ドイツ)だけがしていたわけじゃないしね。 このへんのことは、孫崎さんも過去にとりあげていたカズオ・イシグロの「日の名残り」を 読めばなんとなくわかってくるので、簡単に読めるし、ぜひ読むといいとおもいます。 フレデイ タン さんがこの正月によむべき本は、「日の名残り」と「イソップ童話」で決まりじゃないですかね。 わはは
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孫崎享チャンネル
(ID:13458971)
ついでに教えてあげますが、米国金融資本がドイツの復興にカネをたくさん出したというのは、
誰でも知ってる常識なんですよ(ソ連が第二次大戦でたくさん死者を出したなんてのはそれ以前の常識)。
そのあげくに復興したドイツ(ヒトラー)が中国を援助してカネを出しだり
軍事援助もしたなんて事実もありまして(「中独合作」などと呼ばれます)、中国の対日軍事戦略を
ドイツがアドバイスしてもいます。
右寄り同士の議論のなかでは、そういうドイツと日本が同盟を結んだのは
正しかったのかという観点で議論されたり、
現代における中独の濃厚な関係、さらには今後起きうる中国の破綻とドイツ銀行の破綻、
などの観点から米国の金融資本、中国、ドイツの関係が強く意識されていますね。
そしてさらに言うと、ウォール街がヒトラーに資金援助したというのは、
あとから要約された話であって、間違いではないんですが、要約ですからニュアンスが抜け落ちて
いるんですよ。ユダヤ人差別にしても、ヒトラー(ドイツ)だけがしていたわけじゃないしね。
このへんのことは、孫崎さんも過去にとりあげていたカズオ・イシグロの「日の名残り」を
読めばなんとなくわかってくるので、簡単に読めるし、ぜひ読むといいとおもいます。
フレデイ タン さんがこの正月によむべき本は、「日の名残り」と「イソップ童話」で決まりじゃないですかね。
わはは