フレデイ タン のコメント

スペイン、ポルトガルが始めた重商主義は中南米と南西アジアを植民地にした。この植民地主義はオランダに引き継がれ、イギリスが主導権を掌握した。ロンドンのシテイーは世界の金融の中枢となり、植民地のみならず世界をお金で支配することに成功した。そして、第二次大戦が勃発、英国が破綻し、米国が勃興し、今に至っている。シテイーの権能はニューヨークのウオール街に移ってしまっているのだ。

ウオール街の野望はロシアと中国をその支配下に置くことである。その看板は今も生き生きと世界に向かって掲げられている。ワシントンDCの大統領が誰になろうが、ウオール街の大義に忠誠を誓わざるを得ない。今回の貿易戦争はその大義の為のジャブだ。ウオール街が倒れるか、北京、モスクワが屈服するか、決着着くまで紛争は続こう。

ウオール街が最も恐れて居るのは米ドルの信用低下だ。ウオール街が没落する前に第三次世界大戦をワシントンが仕掛ける可能性はかなり高い。廷臣国の日本の国土の列島全体が戦場になるのは間違いない。西欧諸国はプーチンの警告で心を入れ替え、徐々に米国離れに向けて行動に開始している。それに引き換え、日本人は実にノーテンキで楽観的な民族だ。ポリネシアの楽観遺伝子を濃厚に含有しているからであろうか。沖縄人や韓国人や北朝鮮人がその危険性を察知し米国との関係を冷静に見直している状況に鑑み、さもあらんと思わざるを得ない。

No.7 73ヶ月前

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