change のコメント

日本の伝統的家族社会が社会主義傾向を生み出し、互助的精神は、年功序列の経済的精神的構造を是認してきた。

米国式能力主義を組み入れていくと、当然実力社会に変質し、年功序列は形骸化し、能力が賃金水準を決めるようになり、左右を問わず、高能力者が高賃金を得るようになり、貧困者の構造が変わっていった。昔は貧困者は若者であるが、年齢を積むことによって高賃金が得られたが、現在の貧困者は、入社ルートによって大きな差別をうけ、高齢になっても賃金が上がらず希望が持てないのです。この貧困者構造が、米国で加速度的に進んでおり、問題が出ているが、いずれ、米国的社会構造を作り出している日本も同じ貧困構造を描いていくのでしょう。

大きな問題は、昔は貧困者が社会主義者に多く見られたが、現在は社会主義者が満金社会主義者になり、互助的精神的構造が伴っていないから、貧困弱者に対する暖かい目が生まれてこない。高学歴の社会主義者が、高賃金が得られる米国式賃金システムに直結する入社ルートによって格差をつけるのでなく、労働時間によって格差をつける労働者本意の賃金に変えていく努力をしなければ、米国式システムを乗り越えることができないのでしょう。

No.4 72ヶ月前

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