孫崎先生がゾルゲ事件について本を出され、私はそれを熟読して大いなる啓発を受けたものです。

近衞文麿氏は東条たちの軍部に対抗して対米戦争阻止に頑張った最も評価すべき人物だと私は高く評価する者です。そして、今、鳩山由紀夫氏の言動を視ていてこの人は安部時代に於ける近衞文麿になれる唯一の人物だと考えるようになりました。

安倍政権はアベノミックスとかいう異次元の経済政策で世界の眼を驚かしたが、実際にはそれは単なる表看板で裏には日米連合軍VS中国の戦争遂行政策があると思うのです。その説明はここでは長くなるのでしません。そうそう、オリンピックも単なる表看板だと私は睨んでいます。ヒトラーの民族の祭典の次が東京オリンピックだったが、当時の政権はオリンピックを返上して本格的に日中戦争を始めたのです。単なる歴史的偶然であって欲しいのですが。

現在、極東情勢は実に危うく複雑になって来ました。トランプが対中貿易戦争を華々しくおっぱじめ、出番の無かった副大統領のペンスが戦争キチガイ丸出しで表に出てきているのです。中国はこのような挑発には革命の第一方針でもあるから断固対決するだろうし、緊張は極度に高まる可能性が濃厚。下手すれば、ペンス/アベのコンビネーションが戦争をやらかすかもしれないのです。

近衞氏はゾルゲ事件で失脚させられたが、過去に躓いた鳩山氏だが、傷は浅い筈だ。戦争阻止に向けて一汗流して貰いたい。