明治時代は明治時代だけに意義があるのではない。
明治の在り様は、その後の時代にも影響を与えていく。その視点を示しているのが夏目漱石だ。
著書『三四郎』(1908年作)
主人公、小川三四郎が熊本の高等学校(第五高等学校)を卒業し、大学(東京帝国大学)に入学するために上京する時、車中での出来事を書いています。
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「髭の男は「いくら日露戦争に勝って、一等国になっでも駄目ですね。・・・・・」
(三四郎は)「しかしこれからは日本も段々と発展するでしょう」と弁解した。するとかの男はすましたもので、「亡びるね」といった。。。
熊本でこんなことを口に出せばすぐ擲ぐられる。わるくすると国賊扱いにされる」
夏目漱石は『それから』(1909年著)で、日露戦争後の日本を実に見事に描写しています。
コメント
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>>2
わたしは「中国」を礼賛しないし、基本、性悪の国と思っている
のですが、歴史をみれば大国なんてみなそうです。
わたしはながらく中国を注視してきました。
大変に理性的な国です。
得なることはするが損になることはしない。
わたしもoldjapさんも日本史の中で一番いい時代を
生きてきました。
わたしより年長のoldjapさんは戦争を経験されたでしょうから、
その言い方には抵抗があるかもしれませんが、わたしは
貧しい時代の日本をたっぷり知っているという程度です。
高度経済成長期に青春時代を送りましたから、有史以来
最高の日本をつまみ食いしてきた世代です。
日本は長期低落国家の道をあゆみ始めました。
GDPで中国に抜かれ、一人当たり所得でも韓国に抜かれるだろうと
予測される国になってしまいました。
ですが、希望はあります。
中国の発展です。
13億の巨大市場がこつぜんと姿を現しました。
日本のすぐ隣にです。
天は日本を見捨てなかった。
これと敵対するなどとんでもない。
中国は米国などとは違います。
冷徹に長期的スパンで損得を計算します。
日本のすべきことはただ一つ。
日本との友好善隣関係は中国の死活的利益と
中国の政治家に思わせることです。
そう思わせるぐらいの国力は今の日本に十分あります。
民主党のバカ政治家たちは中国との関係をめちゃくちゃに
壊してしまいましたが、十分に補修できます。まだ。
さいわいにして中国は冷静ですから。
中国の勃興、日本にとってのこんな幸運をドブに投げようと
しているのが今の政治家たちです。
(ID:18471112)
恥ずかしながら明治の在り様も漱石もよく知らない。
「戦後史の正体」も同様でしたが、遅まきながら こうした切り口のご提示で漸く関心持ち始めた次第。
日露戦争→真珠湾攻撃→原爆投下で ついに腹が裂けるも、振り出しに戻って再び「奥行を削って、間口を広げるだけ」を繰返すのが日本だ。
まるで無限ループのように延々やっている。結局 漱石も無力なほど日本はバカな国ということでないか。国の規模に不相応な「経済大国」なども腹が裂けた蛙の屍累々ものだ。
ツイートのWP記事「米国は道徳性、人権擁護の旗手」━殺し方が良くなかった、としか聞こえない。
Tips:
「孫崎享のつぶやき」-迷惑コメントを非表示にする方法━「消さないで!」哀れウザコメ、皆ドン引き
http://magosaki-blog-tips.blogspot.com
(ID:21835634)
日韓併合でなく韓国併合ではなかったかな。
どの年表にもそう書いてある。
実際には総督府を設置した植民地だったので
ドイツのオーストリア併合による第三帝国などとは
まったく違うけど。