この孫崎享氏のつぶやきだが、普通に読むだけでも文章として論点がずれていっている事がわかる。

NHKは放送法により、政治的公平を求められている。
一方で意見が対立する問題はできる限り多くの角度から論点を明らかにするというのも求められている。

以上のような守るべき大前提があるにも関わらず、公共放送たるNHKが、孫崎享氏だけをテレビ出演させて、一方的な意見の表明をさせた事は、政治的公平さを欠いていた。

つまりNHKは放送法を犯したのではないか。
大西英男議員はそれを問題視しているのであって、TPPの話はいわば枕詞だ。

しかし孫崎享氏は上記のNHKの放送法違反の話をスルーし、TPPについて自身の発言の根拠を延々と語り、大西英男議員を無知であると批判しているだけ。

あれ？
論点がNHKの公平さを欠く報道番組の話から、TPPの話へすり替わってませんか？

例えて言うなら、サッカーの試合を見に来たのに、野球の話をされたようなものだ。
この孫崎享氏のつぶやきを読んだ多分ほとんどの人が、そう感じているのではないか。