国家の力の源泉は、軍事力と経済である。 確かにイランが核開発をやめても、経済制裁を受けなければ、核開発の資金が得られ、マイナスにならない。 米国が経済制裁をすれば、イランは当然打撃を受けるが、イランの原油供給に頼っている国は、購入先を他に求めなければならないことになる。高価格の米国産オイルシールの需要が増えるということである。 イスラエルにとっては、イランが経済的力をつけることによって、軍事力を強化することであるから、経済制裁は好ましい方向である。 米国が、中国との貿易競争を緩和したことと、イランの経済制裁強化が同時的に行われており、また、米ロの首脳会談が、フィンランドで行われるということは、イランに対する経済封鎖を世界的に行おうとしているとみなすべきでしょう。北朝鮮との軍事関係の緩和も加わっており、すべての焦点は,対イラン孤立化政策の流れに沿っているとみなすべきでしょう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
国家の力の源泉は、軍事力と経済である。
確かにイランが核開発をやめても、経済制裁を受けなければ、核開発の資金が得られ、マイナスにならない。
米国が経済制裁をすれば、イランは当然打撃を受けるが、イランの原油供給に頼っている国は、購入先を他に求めなければならないことになる。高価格の米国産オイルシールの需要が増えるということである。
イスラエルにとっては、イランが経済的力をつけることによって、軍事力を強化することであるから、経済制裁は好ましい方向である。
米国が、中国との貿易競争を緩和したことと、イランの経済制裁強化が同時的に行われており、また、米ロの首脳会談が、フィンランドで行われるということは、イランに対する経済封鎖を世界的に行おうとしているとみなすべきでしょう。北朝鮮との軍事関係の緩和も加わっており、すべての焦点は,対イラン孤立化政策の流れに沿っているとみなすべきでしょう。