フレデイ タン のコメント

トランプという人物は共和党の大統領なのに「米国の世紀」という表看板を掲げる米国の「植民地主義」に異を唱える異色の大統領ではないかと私は大いに期待し始めている。

そもそも彼は選挙中プーチンと協議すると公言した人物だ。プーチンと言えば、米国の戦争屋が暗殺対象にしているとの噂がしきりに流されていて、リベラルの米批評家は声高にプーチンに訪米だけはよすように警告を発していたのだ。日本人にはピンと来ないだろうが、第二次大戦中の東条のイメージと似たようなものがプーチンに関して米国で造られていた。そんなキャンペーン中にトランプが「プーチンと話す」と言ったのだから、ある意味、革命的と言える。

そういう斬新な行動の男、トランプだから、更に発展して、米ネオコンのバイブルでもある「ウオルフォウイッツ・ドクトリン」を否定する男として自分を押し出して来ても不思議では無い。そう期待したい雰囲気を彼は持ち始めた。つまり、「植民地主義」を放棄する大胆さということ。もしそうなれば、植民地主義に固執する安倍政権は狼狽する。言っておくが、この「植民地主義」の放棄宣言をおこなわなければ、拉致をめぐる朝鮮との協議は難航しよう。ドイツのシュレーダーはずっと以前にその種の宣言をしている。朝鮮民族はドイツ民族との比較において日本民族をじっと観ている民族だから、いい加減では済まされない。

トランプは一歩も二歩も私が期待する方向に踏み出したように見える。願わくば、ジョン・ケネデイーやロバート・ケネデイーやマルチン・ルーサー・キングみたいにならないように祈りたい。ポンペオを国務長官に就任させたのはトランプのしたたかな手腕を物語るし、そこまで深く準備したとすれば、ひょっとして彼は本気になって平和を望み始めたのではないかと私は思いたくなる。

No.6 77ヶ月前

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