北朝鮮の置かれている状況は、「前門の虎(米国)後門の狼(中国、ロシア)」である。何故なら、中国の状況が大きく変わり、習近平主席が独裁者としての地位を固めたからである。この絶対的地位の示すことは、中国政府の方針が中国軍瀋陽地区末端まで徹底するということである。また、ロシアは経済制裁が、経済を直撃しており、軍事力強化に力を注げないほど国家的疲労が激しくなっているとみるべきであり、自国を守るだけで精一杯でしょう。 北朝鮮は、今までは、①経済制裁、②米韓合同演習による武力示唆にさらされてきたが、北朝鮮軍と中国瀋陽軍区との親密関係によって、中国政府との関係が必ずしも良好でなくても、米国だけに対面しておればよかったといえる。 今後は、習近平主席が絶対権力を握った現在、中国瀋陽軍区幹部のの言動は、習近平に忠誠を誓うということが徹底され、逆らうものは厳罰に処せられることは、自明のことになる。北朝鮮軍幹部は、前門の米国、後門の中国(ロシア)では、気持ちがなえていくのでしょう。 北朝鮮が核開発実験、ミサイル実験飛行をいくら続けても際限がなく、経済が疲弊するだけでなく、北朝鮮国民の困窮によって、金正恩体制維持が極めて難しくなり、韓国に抱きつき米国と交渉しようとしているに過ぎないのでしょう。金正恩体制のあがきが始まったともいえる。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
北朝鮮の置かれている状況は、「前門の虎(米国)後門の狼(中国、ロシア)」である。何故なら、中国の状況が大きく変わり、習近平主席が独裁者としての地位を固めたからである。この絶対的地位の示すことは、中国政府の方針が中国軍瀋陽地区末端まで徹底するということである。また、ロシアは経済制裁が、経済を直撃しており、軍事力強化に力を注げないほど国家的疲労が激しくなっているとみるべきであり、自国を守るだけで精一杯でしょう。
北朝鮮は、今までは、①経済制裁、②米韓合同演習による武力示唆にさらされてきたが、北朝鮮軍と中国瀋陽軍区との親密関係によって、中国政府との関係が必ずしも良好でなくても、米国だけに対面しておればよかったといえる。
今後は、習近平主席が絶対権力を握った現在、中国瀋陽軍区幹部のの言動は、習近平に忠誠を誓うということが徹底され、逆らうものは厳罰に処せられることは、自明のことになる。北朝鮮軍幹部は、前門の米国、後門の中国(ロシア)では、気持ちがなえていくのでしょう。
北朝鮮が核開発実験、ミサイル実験飛行をいくら続けても際限がなく、経済が疲弊するだけでなく、北朝鮮国民の困窮によって、金正恩体制維持が極めて難しくなり、韓国に抱きつき米国と交渉しようとしているに過ぎないのでしょう。金正恩体制のあがきが始まったともいえる。