A-1事実関係1
米貿易赤字 9年ぶり高水準 対中国は過去最大に(NHK,2月7日)
アメリカの去年1年間の貿易統計が発表され、中国に対する貿易赤字が、過去最大の規模に膨らむなど、モノの取り引きに限った貿易赤字の総額は9年ぶりの高水準となり、トランプ政権は、各国に貿易の不均衡を是正する姿勢をさらに強める見通しです。
アメリカ商務省は6日、去年1年間の貿易統計を発表しました。
それによりますと、モノの取り引きに限った貿易赤字は、好調な消費を背景に自動車の輸入が増えたことなどから7961億ドルと、前の年を8.1%上回り、9年ぶりの規模に拡大しました。(注、朝日新聞は「米貿易赤字12%増、昨年5660億ドル、9年ぶりの水準」と報道)貿易赤字を国別に見ると、中国が前の年に比べて8.1%増加して、3752億ドルと赤字全体の半分近くを占め、過去最大の規模に膨らみました。
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「安倍政権は日米安保条約を改定すべき」久間元防衛相が大胆発言」、久間氏発言:90年代台湾海峡緊迫で米軍は沖縄に駐留が絶対必要。だが今日、沖縄ばかりに米軍基地を集中させておくのは、軍事戦略上においても合理性がない。90年代とは状況は違う等。
コメント
自然な流れというのは、どうなのでしょうか。米国でも、日本でもどこの国でも、赤字は良くないといえます。
中国税関発表2017年貿易統計では、
輸出 2兆2634億ドル 前年比 +7.9%
輸入 1兆8409億ドル 前年比 +15.9%
貿易額総計では15,16年とも前年比を割っていたが、17年はプラスに転じた。
輸出ー輸入=4225億ドルで +11.4%
対米貿易は、+2758億ドルで、 貿易額総計の65%を占めている。
中国の対米依存度も極めて高い。中国と米国は依存度が高いだけに貿易バランスの問題は極めて重要となる。
相互関係者の話し合いがスムーズに進まないと、米国も問題であるが、中国は、都市部と地方の格差問題が極めて大きく内政問題が紛争に発展しかねない。経済成長が不可欠です。北朝鮮問題より、世界に大きい影響があり、米国、中国の対立が表面化しないことを願うのみです。
日本の実体経済はジリ貧路線のまま好転の兆し無し。
単なるマネーゲームで好景気を装っているだけだ。そうでなければ お調子者のアベがダボス会議に出ないわけがない。
実質の采配は官僚任せとしても、アベ「忖度」官僚、つまり無能で占められている以上、日本の産業構造を変革~時代の波に乗せることもままならない。それどころか、日本は米ネオコンの好き放題にされ食い散らかされるのがオチだろう。
アメリカの貿易赤字は、決済通貨と自国通貨が同じなために他国に比べて負担感はないはず。アメリカにとってはドルが決済通貨でなくなった時ハイパーインフレーションがアメリカを襲います。アメリカは国境を意識せずに経済を営む。日米貿易摩擦が起きた時、日本に市場開放を要求しながら実は管理貿易を押し付けて半導体市場から日本企業は姿を消した。日本企業が日本らしさを失いアメリカの敵ではなくなりました。中国は、アメリカ企業を利用しながらも日本と同じ轍をふまずに対応するでしょうね、アヘン戦争から日本が学んだように。
(ID:19005377)
米国の売り物は兵器とドル信用(紙幣と国債)だ。今更、貿易赤字を云々するのは如何なものか?
中国は米国の兵器こそ買わないが、米国が求めるプリンシプルを尊重し、ドル信用をリスペクトしてきている。されど、米国の強欲な一部の好戦派は米国の権力を日本が今在るが如く骨抜きにして中国全土と住民をウオール街の支配下に置くべく暗に陽にワークしている。安倍政権はその流れの先鋒となって久しい。
ただ、ここにきて米国支配層に亀裂が生じ始めている。その一つの流れが1960年代の偉大なアメリカを再現する新興右翼の動き。トランプという変人を大統領にしたのはこの流れだった。そしてもう一つはユダヤ系の中核的なコスモポリタン的発想集団だ。
ブッシュ・オバマと続いたネオコン主導の国際政治はロシア・中国に金本位制度への回帰を促している。トランプは政権推進者のウルトラ右翼のバノンを馘首した。そして、米国権力は今やコストポリタン的発想集団が主流になっているようだ。
米中の課題はドルの信用をどうコントロールするかだと私は思う。米中でしっかり解を見つけ出して欲しい。戦争だけはやめて貰いたい。