なし のコメント

わたしには到底信じられなかったことでした。

それは東電OL殺人事件で、一審無罪の判決を
受けたネパール人被告が釈放されずに、再び
収監された時のことです。

検察の実力者が暗躍したと聞きました。
そして情けないことに令状を書く裁判官がいた。
総合的に勘案すれば二審有罪は裁判をする前から
既定の路線だった。

その通りに有罪となりました。

それに怒る少数の善意のマスコミ人もいるにはいました。
被告が欧米先進国の人なら決してできない暴挙だと。
日本のODAに頼る途上国の出身だからなめきって
できることだと。

こんな国は法治国家ではないと。

一審無罪、にもかかわらず再度収監。
これに徹底的な非難を加えなかった日弁連や
マスコミの罪は思い。

わたしが、これまで沖縄における米兵の犯罪に対して
日本の司法権が及ばないことに一度も批判をしないのは
そのためです。

ミランダ法はない、被疑者の取り調べに弁護士は立ち会えない。
検察官が起訴すればほぼ必ず有罪。
令状を請求すれば異常な高率で発行される。
裁判官はとっても検察官に理解がある。

すべての被疑者は日本の司法などで裁かれるべきではないとの
思いがあるからです。

日本は法治国家ではない。

No.3 77ヶ月前

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