「そもそも、在日米軍基地は、日本を守るためにあるのではない。 世界秩序を守るためにある。 現在、世界を脅かしている脅威は、核拡散とテロである。 北朝鮮のミサイル問題は単に米朝対立の問題だけではなく、 核拡散防止という世界秩序維持の問題でもある。 世界秩序の維持を担っているのは国連だが、 現実的には米国を中心とする有志連合でもある。 日本は一国平和主義であり続けてよいのか。 世界秩序を守るために軍事的な貢献をすべきである。」 「自衛隊を活かす会」での 冨澤 暉氏(元陸上幕僚長)の論は概ねこのような主旨だったと思います。 私としては、感情的には反論したいのですが、うまくできません。 それは、以下のように考えるからです。 「民主主義を維持するために不可欠な条件は、 国民が、顔の見えない他者へ思いを寄せる感情をもつことであり、 その範囲を、一国内に留めるならナショナリズムとなる。 思いを寄せる他者の範囲は全世界の民でなければならない。 だとすると、日本も世界秩序の維持に何らかの貢献をすべきということになる。 軍事的貢献は他国に任せて、日本はそれ以外を担うべきだという論があるが、 それは虫のいい話である。」 孫崎先生なら、どのように反論されるのでしょうか。
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(ID:5554926)
「そもそも、在日米軍基地は、日本を守るためにあるのではない。
世界秩序を守るためにある。
現在、世界を脅かしている脅威は、核拡散とテロである。
北朝鮮のミサイル問題は単に米朝対立の問題だけではなく、
核拡散防止という世界秩序維持の問題でもある。
世界秩序の維持を担っているのは国連だが、
現実的には米国を中心とする有志連合でもある。
日本は一国平和主義であり続けてよいのか。
世界秩序を守るために軍事的な貢献をすべきである。」
「自衛隊を活かす会」での
冨澤 暉氏(元陸上幕僚長)の論は概ねこのような主旨だったと思います。
私としては、感情的には反論したいのですが、うまくできません。
それは、以下のように考えるからです。
「民主主義を維持するために不可欠な条件は、
国民が、顔の見えない他者へ思いを寄せる感情をもつことであり、
その範囲を、一国内に留めるならナショナリズムとなる。
思いを寄せる他者の範囲は全世界の民でなければならない。
だとすると、日本も世界秩序の維持に何らかの貢献をすべきということになる。
軍事的貢献は他国に任せて、日本はそれ以外を担うべきだという論があるが、
それは虫のいい話である。」
孫崎先生なら、どのように反論されるのでしょうか。