p_f のコメント

引用箇所の「戦後史の正体」51~55頁は特に強烈でした。私の社会人生活でもしばしば味あわされるドレイ感の源流を見る思いです。
件の「通達」に書かれているという「貴官〔マッカーサー〕の権限は最高であり、日本からいかなる異論もうけない」(53頁)など、オスプレイのゴリ押し配備ひとつ見ても、あぁ~、なんにも変わってないんだなと、うすら寂しいばかりです。そして、
「しかし、ひとつの組織が誕生時にもっていた性格は、修正するのがそう簡単でないことも事実です」(136~137頁)
「一九九〇年代に入り...米国は露骨に自己の利益をゴリ押しするようになり...米国にとって理知的な首相はもう不要となり、ことの是非は判断せず、米国の言い分をそのまま受け入れる首相が必要になったのです」(325頁)
「米国の要求に抵抗するときには波風が立ちます。結局、日本社会全体が、それが国益を害する場合であっても、米国と波風を立てないことを選択したのだと思います」(329頁)
こういう事実を多感な中学/高校生たちにも突き付ける必要があるのではないでしょうか。
実際、今起こっていることも、まさにこれらの通りで、それで、岩上氏が指摘されていたウォール・ストリート・ジャーナルの「安倍首相よ、オバマ大統領に会ったら、こう言え、ああ言え」などという記事も平気で罷り通るのでしょう。
「奴隷根性丸出しの安倍首相」-本来なら大手新聞も社説で掲げるべきタイトルでしょう。

No.7 142ヶ月前

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