> 相手を思いやる心がなければ政治ではないと信じる。
> 米軍にこんなに馬鹿にされて良いのか。

こうした自明の理が全く通らない政治を毎日見せつけられれば、国民が鳩山氏の「言葉」に共感するのも尤もです。しかし、そこ止まり。元凶の「対米依存状態」を脱するために鳩山氏は腹を括ることができない。それでも「対米依存で何が悪い！」の完全ケツ捲くりアベ一味よりは遥かにマシということでしょう。

指導者が腹を括るとどうなるか。それが今、現にベネズエラで起きている。対米隷属から、言わば「国民ファースト」にキッパリと舵を切ろうとするベネズエラに対して、米副大統領が「ベネスエラ独裁糾弾」を呼び掛ける始末。「独裁」呼ばわりは、もはや米政府は軍事侵攻するしかないと言っているようなもの。しかし、実態は かつてのピノチェー「チリ軍政」のような独裁とは程遠い。
マドゥーロ大統領は「ベネスエラは外国から政治・経済・軍事的攻撃を受けており、世界にベネスエラ防衛への支援を求める」と、国際社会に呼び掛けた。（ジャーナリスト・ 伊高浩昭氏ブログより）

「ベネズエラもバカな国だ。さっさと降参して米国と戦ったりしなければ『平和』で済むものを」－これが日本の支配層の感覚でしょう。