内容紹介
◎ゾルゲ事件の真相は、なぜ隠蔽されたのか?
◎果たして多くの関係者を処刑し、獄死させることを正当化できる事件だったのか?
◎昭和史に刻まれる諜報事件、驚愕の真相!
1941年、日米開戦に進んでいく重要な時期で起こった「ゾルゲ事件」。
この「ゾルゲ事件」を丹念に調べていくと、不可解な事実が浮かびあがってきた。
なぜ、重要なあの日付に違いが生じているのか?
なぜ、あのとき東條内閣が生まれたのか?
構想40年。これまでの「ゾルゲ事件」の定説を覆し、もうひとつの「日米開戦の正体」を説き明かす衝撃の書!』
序章 仏アバス通信社支局長のゾルゲ回顧
第一章 近衛内閣瓦解とゾルゲ事件
第二章 冷戦とゾルゲ事件
第三章 つながる糸
――一九四一年十月十五日の動き、近衛内閣の崩壊、
尾崎秀実の逮捕、ニューマンの離日、ウォルシュ司教の離日
第四章 ゾルゲ報告とソ連極東軍の西への移動
コメント
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企業内での部課長批判を御注進する「ごますり」、企業間における企業秘密の「漏えい」、官庁における情報を事前に業者に「漏えい」する、など国家間でなくても、自己権益を得ようとして「金銭的取引」で、簡単に動く人間が、ごろごろしているのが、世の中の常である。スパイに良いスパイと悪いスパイを区分できるものではない。スパイ行為が反社会的行為であり、スパイの実態がどのように行われているかは興味がある。ただ、評価すべきかどうかは、視点によって違ってくるのは確かであるが、興味がない。
(ID:32175174)
「1941年7月満州では50万人の動員で関東軍特種演習が行われています。ゾルゲ事件と関係なく、ソ連は極東軍を西に展開しています。」
これは文脈的におかしいのではないか。「関東軍特種演習が行われ」たからといって、日本の関東軍がソ連侵攻するとも言えないし、いないとも言えないだろう。そんな不確かな憶測より、ゾルゲ情報のほうが直接的な情報として価値がある。スパイを死刑にしたのは、日本の利害と法規から決まったことだ。ここには冤罪の証拠は挙げられていない。
(ID:19005377)
ゾルゲ事件は示唆に富んだ事件です。
米国では今「ゾルゲ事件」がいくつも起こされトランプはまるで日本の当時の近衛文麿を連想させる。
これから日本も「ゾルゲ事件もどき」が起こり、安倍政権が軍国日本の旗幟を鮮明にするでしょう。どこの国も例外なく戦時体制に国を持ち込むにはかかる事件が起こることを要するということです。