tako2008 のコメント

再び失礼します。

国際政治や国家戦略の問題も、モデル化してやれば、
皆さん理解がしやすいのではないでしょうか。

孫崎さんの理論は、一般人には難しすぎます。
私もよく他人に説明しますが、背後の因果関係が深すぎて、
部分的に説明しても、サッパリ理解されません。

多くの方々に理解してもらうには、モデル化(視覚化)して
説明するという手段も有効かと思います。

以下、システム開発の手法ですが、利用できませんでしょうか。

<QC7つ道具>

 ・品質管理の問題解決に使用される有名な手法です
 ・あえて説明の必要はないかと
  http://fk-plaza.jp/Solution/solu_nqc7.htm
  http://crew-lab.sfc.keio.ac.jp/lectures/kj/kj.html

<問題要望展開>

 ・問題と要望の相互依存関係を、階層的にモデル化します
 ・一つの問題は、さらに小さい複数の問題に展開できますので、
  どんどん階層化してき、最終的にツリー(木)を作ります
 ・これに対し、各々の問題に対応する要望のツリーも作成します

<目的手段展開>

 ・目的と手段の相互依存関係を、階層的にモデル化します
 ・目的と手段も、複数の下層要素に分解できます
 ・ここまでやると、問題→要望→目的→手段という、一連の
  因果関係を追った流れのモデルが完成します

具体例:

 問題「米国の衰退」→(下層要素に分解)→
   →「安全保障が困る」「経済的国益が減る」「その他」

 問題「米国が衰退する」(・・それゆえ、)
 要望「外交戦略転換が求められている」(・・それには、)
 目的「対米従属を脱する」(・・そのために、)
 手段「武力革命を起こす」

<状態遷移図>

 ・システムの動きを、時間的にモデル化します
 ・「状態」は、「条件」を与えられることで、「遷移」します
  http://user.keio.ac.jp/~aa076383/lang/wordcount/index.html
 ・TPPで医療保険がどう変わるかの説明なんかに使えそう

<行列理論>

 ・課題の要素を縦軸と横軸にならべ、二次元的に体系化した表を作る
 ・埋まっていない“穴”を見つけ出し、仕様の漏れを発見しやすくする
 ・外交戦略上の欠陥なども見つけやすくなるかも

システム・エンジニアの能力で、もっと重要な資質は何か、
と問われると「抽象化能力」なんだそうです。

みなさん、マスコミの無意味な情報に流されて、問題の本質だけを
拾い上げることができないみたいなんですよね。

この際、プログラム開発を義務教育化するのはどうでしょうかね。
より一層、「オタク大国」になりそうですけど・・。

No.2 143ヶ月前

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