A:事実関係
「トランプ氏、TPP離脱を改めて表明 大統領就任初日に」(22日朝日)
トランプ次期米大統領は21日、就任後100日間で進める政策の改訂版を公表し、就任初日に環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱を表明する意向を改めて示した。
トランプ氏はTPPについて、「我々の国にとって災難になりうる」としたうえで、「その代わり我々は雇用や産業を米国国内に取り戻すため、公平な二国間の貿易協定を交渉していく」との考えを示した。
B:評価
・トランプは極めて重要なポイントを指摘している。
・TPPは「多国籍企業は別に生産拠点を米国に限定することなく、逆に米国か
ら離れて、海外で事業展開するために利益を確保するシステムと思えばいい。
しかし、トランプは異なる。トランプは米国内で、米国企業が反映することを
願っている。NYTとの会見で、幾度となく引用し
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日本社会の特色、隷属社会。幕末・維新時代を見たアーネスト・サトー「この国の人民には服従の習性があるのであるから、外国人でも日本の統治はさして困難ではなかったろう。」
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コメント
普仏戦争でイギリスのロスチャイルドが世界に君臨するようになり、第一次世界大戦で米国のモーガンがロスチャイルドに代わり君臨し、第二次世界大戦で米国のロックフェラーが君臨するようになり、資本に依る世界支配に取り掛かっている最中に現在はあると私は観測しています。その歴史の過程で発揮された、そして今も飽かずされているロスチャイルド、モーガン、ロックフェラーの強欲の実像を明確に認識し、その制御を試みた政治家がフランクリン・D・ルーズベルト大統領とジョン・F・ケネデイー大統領です。ロックフェラーたちにとっては面白くない存在です。大富豪たちは両大統領を失脚させるように動き、結果、見事に成功したと私は観ているのです。
孫崎先生ご指摘の「米国を離れて全世界を米国同様のシステムにして企業の利潤を最優先するTPPグループと異なったアプローチ」とはフランクリン・D・ルーズベルトとジョン・F・ケネデイーが果敢に実践して未達に終わった路線そのものです。
トランプにとっては命を賭けた挑戦になるのは間違いありません。トランプの父がニューデイール賛成の事業家でしたし、トランプは父をこよなく尊敬していましたから、やりんじゃないでしょうか。私は彼の蛮勇に期待しています。
今まで特に日本、中国に米国内産業が、一部地域で破壊的な損害を受け、ぺんぺん草も生えないようになっており、熱狂的な歓迎を受けたのでしょう。
最近の株高はわかるが、為替の円安方向に振れているのが解せない。金利先高観が後押ししているが、米国は円安では、製造業を活性化できないので、どこかで、米ドル安の政策がとられるのでしょう。米国内では米国一国主義、対外的には白人第一主義が幅を利かしていくのでしょう。従属しか念頭にない政府、日本を溶解しかねないが、主体的な政策を考えているのであろうか。従属その場主義、しかも責任不在は、日本を漂流させるものでしかない。
TPP関連予算、1兆2000億円。こんな巨額の予算編成やっていて国民には何の説明もない。
原発の廃炉費用だって全部国民負担になるわけです。
それでいてお金が足りなくなると増税で国民にお金をねだる。
こんな構図はもうやめてもらいたい。けじめをつけて頂きたいです。