私みたいな浅学の徒が孫崎先生の著作に触れて問題意識を抱き始め国際問題を考えるようになって4,5年しか経っていない。そんな私が破廉恥なことと知りながら敢えて把握する問題の構造を示すとすれば、次のようなことになります。 第二次大戦をファイナンスしながらロックフェラー財団らが考えたことはドイツのナチズムと日本の軍部がロシアと中国をそれぞれ平伏させようとした野望を自分らが改めて踏襲しAMERICAN CENTURY(米国の世紀)を掲げ米国政府と人民を梃子に使いロシアと中国を服属させるということである。その為の戦略は戦後まもなく積極的に進められ今日に至っている。しかし、弐年前の米国によるウクライナ侵略に端を発して中国とロシアは日米同盟を遥かに超える同盟関係を構築するに至った。それだけでなく、この弐国はEURASIAN CENTURY(ユーラシアの世紀)を明確に打ち出し前に進み始めた。この中ロ同盟が目指すものは、ロックフェラー財団等が進める米国の世紀が私的な強欲に基づくものと180度違って、強欲を抑える形で進められている。その分、受け入れる諸国には負担が小さい。アフリカ、アジア諸国に人気がある。結果、米国の世紀は行き詰まりつつある。米国の世紀が見直しをしないで既定路線を進もうとするなら、その先にキノコ雲が発生するのは間違いない。 続く
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私みたいな浅学の徒が孫崎先生の著作に触れて問題意識を抱き始め国際問題を考えるようになって4,5年しか経っていない。そんな私が破廉恥なことと知りながら敢えて把握する問題の構造を示すとすれば、次のようなことになります。
第二次大戦をファイナンスしながらロックフェラー財団らが考えたことはドイツのナチズムと日本の軍部がロシアと中国をそれぞれ平伏させようとした野望を自分らが改めて踏襲しAMERICAN CENTURY(米国の世紀)を掲げ米国政府と人民を梃子に使いロシアと中国を服属させるということである。その為の戦略は戦後まもなく積極的に進められ今日に至っている。しかし、弐年前の米国によるウクライナ侵略に端を発して中国とロシアは日米同盟を遥かに超える同盟関係を構築するに至った。それだけでなく、この弐国はEURASIAN CENTURY(ユーラシアの世紀)を明確に打ち出し前に進み始めた。この中ロ同盟が目指すものは、ロックフェラー財団等が進める米国の世紀が私的な強欲に基づくものと180度違って、強欲を抑える形で進められている。その分、受け入れる諸国には負担が小さい。アフリカ、アジア諸国に人気がある。結果、米国の世紀は行き詰まりつつある。米国の世紀が見直しをしないで既定路線を進もうとするなら、その先にキノコ雲が発生するのは間違いない。
続く