明治以降の伝統や国体なんて訳の分からない単語が右サイドから持ち出されると胡散臭くなるんです。 私は古い人間だからそういう一連の言葉から「天皇の赤子として散兵戦の花と散る」を連想しちゃいます。何だか日本の今の支配層は100年前に逆戻りしているようですね。大仏次郎は「天皇の世紀」を書いた動機として1945年の惨めな敗戦の要因を明治維新の中にあるのを見つけ出すためだったと述べているが、その目論見は成功していると私は思います。明治以降の伝統や国体は国民の幸せとは逆のベクトルを持ったものだと私は思っています。 中東や東欧ではまだバカどもが略奪戦争を仕掛けていますが、その他の地域ではバカな略奪戦争は終了しています。特にアジアでは戦争はfeasibleではない。日本と米国が標的にしている中国と北朝鮮はもはや100年前の柔い国ではありません。中国が唱える非衝突、非対立、相互尊重、協力、ウインウインしかありません。日本からそういう発想と動きが出てこないのが実に残念。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
明治以降の伝統や国体なんて訳の分からない単語が右サイドから持ち出されると胡散臭くなるんです。
私は古い人間だからそういう一連の言葉から「天皇の赤子として散兵戦の花と散る」を連想しちゃいます。何だか日本の今の支配層は100年前に逆戻りしているようですね。大仏次郎は「天皇の世紀」を書いた動機として1945年の惨めな敗戦の要因を明治維新の中にあるのを見つけ出すためだったと述べているが、その目論見は成功していると私は思います。明治以降の伝統や国体は国民の幸せとは逆のベクトルを持ったものだと私は思っています。
中東や東欧ではまだバカどもが略奪戦争を仕掛けていますが、その他の地域ではバカな略奪戦争は終了しています。特にアジアでは戦争はfeasibleではない。日本と米国が標的にしている中国と北朝鮮はもはや100年前の柔い国ではありません。中国が唱える非衝突、非対立、相互尊重、協力、ウインウインしかありません。日本からそういう発想と動きが出てこないのが実に残念。