「国際社会が行うべきは中国の穏健派の立場を強化することにある」との事ですが、中国外務省の劉次官は会合後の記者会見で「外部勢力の妨害で南シナ海の状況はより複雑になっている。問題解決の鍵を自分たちの手に握らなくてはならない」とし、日米などをけん制したとの事です。 つまり外部勢力の影響力を排除する為にやっとここにきてASEANとの対話外交に本腰を入れ始めたと言う事でしょう。これは正に米中の覇権争いであり、中国のこの地域に対する覇権を絶対に日米に渡さないと言う、強い意志の表れのと言う事でしょうか、 この様な地域内での行動規範枠組みが策定され確立されれば日米の干渉は意味がなくなり、米国艦船が「航行の自由」作戦の名の下で南シナ海をうろつき自衛隊の艦船も介入する意味が無くなるでしょう。フィリピンはこの代償としてハーグ裁判の判決を勝ち取りアメリカの代理として、アメリカの法律事務所に高額の弁護士料と裁判費用を払わされたと言う事でしょうか。
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孫崎享チャンネル
(ID:19768870)
「国際社会が行うべきは中国の穏健派の立場を強化することにある」との事ですが、中国外務省の劉次官は会合後の記者会見で「外部勢力の妨害で南シナ海の状況はより複雑になっている。問題解決の鍵を自分たちの手に握らなくてはならない」とし、日米などをけん制したとの事です。
つまり外部勢力の影響力を排除する為にやっとここにきてASEANとの対話外交に本腰を入れ始めたと言う事でしょう。これは正に米中の覇権争いであり、中国のこの地域に対する覇権を絶対に日米に渡さないと言う、強い意志の表れのと言う事でしょうか、 この様な地域内での行動規範枠組みが策定され確立されれば日米の干渉は意味がなくなり、米国艦船が「航行の自由」作戦の名の下で南シナ海をうろつき自衛隊の艦船も介入する意味が無くなるでしょう。フィリピンはこの代償としてハーグ裁判の判決を勝ち取りアメリカの代理として、アメリカの法律事務所に高額の弁護士料と裁判費用を払わされたと言う事でしょうか。