選挙報道は極めて微妙である。扱い方によって有権者に影響を与える。その中、2日、「参議院東京選挙区主な候補者の横顔」と一斉に横顔を掲載した。
この扱いには極めて大きい疑問がある。
この扱いを見てみよう。
予備知識として、とりあえず、6月24日読売の「31人立候補の東京選挙区、7氏混戦…序盤情勢」の内容を見てみよう。
「改選定数が「5」から「6」に増え、8政党が10候補を擁立。これに諸派、無所属候補21人が加わった計31候補が激戦。
主な16候補の中では、知名度の高い民進党の蓮舫候補がリード。これを自民党の中川雅治、共産党の山添拓、公明党の竹谷とし子の3候補が追走。さらに自民党の朝日健太郎、民進党の小川敏夫、おおさか維新の会の田中康夫の3候補が絡み、7候補の混戦模様。」
さて、2日、「参議院東京選挙区主な候補者の横顔」はどのような扱いをしたか。
第一グループ10名、第二グループ6
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コメント
> 何故三宅洋平(無新)が10番外なのか...10人枠に入れず、それより低い扱いをしたのなら、大変な選挙妨害ではないか。
> 朝日新聞は一体、どうなっているのか。
私が朝日なら「孫崎様、かつて書評欄で『戦後史の正体』を酷評したのを もうお忘れですか」と回答するでしょう。「もしも多勢の国民が覚醒することにでもなったら、我々大手メディア含め、支配層側が攻撃されてしまう。そんなことが起こらないよう、あの手この手で国民を手懐けておくのが我々の役目なんですから」と。
朝日もいいかげんにハッキリそう言えばいい。
今回の選挙ほど、マスコミが、体制に配慮した選挙はない。世論調査の数字の操作は徹底している。
自民党はともかくとして、私の周りの人たちとか、病院、公民館など人の集まるところでは、安倍にはこのままやってほしくないとの声が圧倒的に多い。憲法改正がかなり影響している。保守の人たちが、今回は、さすがに、安倍を見放しているのです。世論調査によると、安倍政権の支持率は、47%と変わらないといっているので、ギャップの大きさが、これからの世論調査でどのようになるか。安倍を必死に支えている涙ぐましいマスコミの努力が功を結ぶかどうか。一つのきっかけさえあれば、無風を維持している政権支持率など一気に下落すことはあるが、上がることはなく、自民党もヒヤヒヤしていることでしょう。
私も朝日新聞の購読を辞めました。朝日新聞は読売や産経とは違って気骨のあるリベラルな新聞と思い続けてきましたが、もう終わりです。と同時に新聞やマスメディアの時代が終わったような気がします。ネットの時代が来たからなのか、新聞テレビが自滅したのか、どちらにしてももう終わりましたね。
(ID:30980342)
原発事故以来まともな報道をしない新聞(大手2紙)の定期購読をやめました。朝の通勤電車で新聞を読んでいる人はほとんど見られません。間もなく日本の新聞は一部地方紙以外生き残れないでしょう。孫崎さんお勧めの映画「シチズンフォー」での英紙 the guardian の greenwald のような命をかけて真実を報道しようとする記者は、日本にはいないし、新聞社もない。敗戦後の一時期、反省したような格好をした、日本の報道機関はまた戦前戦中に舞い戻りのようで大変嘆かわしいことです。こんなマスコミを許している私たち国民の多くが目を覚まさないと良くならないでしょう。