p_f のコメント

先日「不思議なクニの憲法」を観ました。どういう映画か想像つきませんでしたが、大変充実した内容でした。登場する方々は殆ど前向きな人ばかりで、本当に頼もしいと思いました。そんな中、話を聞いていて どうにもスッキリしなかったのが自民・船田元氏です。中間管理職よろしく、酷な会社の方針を言葉を弄して一般従業員に説いているかの如くです。では「会社」に当たるのは何か?ズバリ米国でしょう。とてもいい映画ながら、そこには焦点が殆ど当たっていないことも実は気になった次第です。「米国に仕掛けられていること」が事の根本にあることをハッキリさせないと、例えば背景知識があまり無い人が観た場合、「イマイチ ピンとこない」となるのが関の山かもしれません。
しかし、監督はそれをやったら「反米映画」のレッテルを貼られて客足が益々遠のいてしまうと判断されたのでしょうか。
映画でも孫崎さんは「日本の政治の問題は、指導者ではなく、国民だと思う」と語られていましたが、登場された若い人たちも各人が抱えている問題について、揃って「外国だったら~が当たり前だけど、日本は~」と民度の低さを口にしていました。やはりもう、「米国は日本人を如何に育ててきたか(骨抜きにしてきたか)」が大々的に語られないと、話が始まらないところまで来ているのではありませんか。大っぴらにやるとマズいなら寓話仕立てにするとか、彼是戦略が必要かとは思いますが。

No.8 102ヶ月前

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