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マクガイヤーチャンネル 第130号 【国立科学博物館 深海2017展と311】

2017/08/02 07:00 投稿

  • タグ:
  • Dr.マクガイヤー
  • 科学
  • 生物
  • 展示
  • 深海
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マクガイヤーチャンネル 第130号 2017/8/2
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こんにちは。マクガイヤーです。

前回の放送「最近のマクガイヤー 2017年7月号」は如何だったでしょうか?

ゲストとして虹野ういろうさんとキリグラフのタクジさんが最後まで登壇してくださり、おっさん三人がイチャイチャするいい放送になりました。



マクガイヤーチャンネルの今後の予定は以下のようになっております。


8月12日(土)20時~

「しあわせの『ドラゴンクエスト』」

7/29に『ドラゴンクエスト』シリーズ久しぶりのナンバリングタイトルにして非オンラインタイトル『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』が発売されます。

『ドラクエ』といえば「国民的ゲーム」の冠をつけられることが多いですが、『ポケモン』『妖怪ウォッチ』『マインクラフト』といったゲームを越えたコンテンツが席巻し、ゲームといえば携帯ゲームである現在、事情は変わりつつあるようです。

そこで、これまでの歴代作品を振り返りつつ、ドラゴンクエストの魅力に迫っていきます。

アシスタントとして、声優の那瀬ひとみさんが出演して下さいます。


https://twitter.com/nase1204



8月26日(土)20時~

「最近のマクガイヤー 2017年8月号」

いつも通り、最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。

詳細未定



○9月2日(土)20時~

「諸星大二郎、その魅力(仮)」

手塚治虫に「きみの絵だけは描けない」と言われ、宮崎駿に「大好きです」とリスペクトされ、エヴァやハルヒやもののけ姫や諸星あたるの元ネタにもなった唯一無二の漫画家、諸星大二郎。

民俗学や考古学からクトゥルフ神話までを自在に扱いこなし、怪奇・SF・ファンタジー漫画の名作を何作も描いてきた諸星大二郎の魅力を、2時間たっぷりと語りつくします! 

アシスタントとして、久しぶりに編集者のしまさんが参加してくれます。


みんなぱらいそさいくだ!



○9月23日(土)20時~

「最近のマクガイヤー 2017年9月号」

いつも通り、最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。

詳細未定




さて、今回のブロマガですが、夏休みということで上野国立科学博物館で開催されている深海展――特別展「深海 2017~最深研究でせまる“生命”と“地球”~」に行ってきましたので、そのことについて書かせて下さい。

http://shinkai2017.jp/



夏休みといえば、海か山か恐竜なわけですよ。

でも、海も山も暑いし、恐竜は絶滅しちゃったし……ということで、博物館や美術館や水族館や幕張メッセのようなクーラーの効いた環境で展示物をじっくりみるのが最適なわけです。

これを見越したかのように、夏休み期間中は様々な博物館や美術館で特別展が行なわれていますが、最近の上野国立科学博物館――科博の特別展の力の入れようったらありません。「大英自然史博物館展」、「世界遺産 ラスコー展」、「海のハンター展」……「チョコレート展」といった、一見イロモノにみえる特別展でさえ、科博にしかできない科学・科学史的視点や密度・精度がありました。

だから、最近の科博の特別展はかなり混雑します。土日ともなれば入場前に炎天下の中、数時間待たされることもあります。チケットを買う前に数十分待たされた後、入場するまで更に数時間待たされるのです。

ねらい目は20時まで開館してる金・土の閉館間際とのことです。


そんなわけで、前売り券を買った上で金曜日に観覧してきました。すんなり入れましたよ!


ここで、皆様にご注意しておきたい点が一つあります。

科博は開館から明治以来百数十年の歴史を持つ日本が誇る博物館ですが、あくまで博物館であり、水族館や動物園ではないということです。

一般に、水族館や動物園は展示スペースの約2~3倍のバックヤードが必要といわれています。生体の展示には、飼育、機器のメンテナンス、水族館であれば水の濾過のために、それだけの設備が必ず必要なのです。

一方、博物館の場合、バックヤードの広さは千差万別です。水族館や動物園との大きな違いは、博物館は資料の収集・保管のために存在するということです(最近は、ちょこっとだけ生体を展示する博物館もありますが、飼育に負担がかからない生物か、逆に飼育のために大掛かりな設備を導入しているかの二極化しています)。


すなわち、


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↑のような、いかにも水族館のようなポスターをあちこちに貼っているにも関わらず、生きている生物の展示――生体展示はありません。


すべてホルマリン漬けやアクリル封入といった、標本の形での展示です。


特別展「深海 2017」に入場すると、まずは大量の深海生物の標本がおでむかえしてくれます。


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深海魚といえばこの魚、チョウチンアンコウ


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パシフィックリムのKAIJUのモデルにもなったゴブリンシャークことミツクリザメ


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この前、クレージージャーニーで沼津港深海水族館の館長が採集して大興奮していたキホウボウ


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同じく深海水族館館長が今注目している魚として挙げていた出目似鱚ことデメニギス


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オンデンザメなどの巨大深海魚


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だいたい数ミリくらいしかないヨコエビ類の中で最大の種ダイダラボッチ


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NHKのドキュメンタリーで有名になったダイオウイカや、


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ダイオウイカより大きいとされるダイオウホウズキイカの触手も展示されていました。



すべてホルマリン漬けになり、生きている時の色を失った標本です。

これを補完する意味で、海中や海上で撮影した生体の映像や、CGで再現した捕食時の映像などが流されてもいました。抜かりのない展示です。

当然ながら、生体の展示はありません。だから、いかにも水族館みたいなノリで、手つなぎ・浴衣で入ってきたカップルが戸惑っていたりもしたのですが、おまえらは何を期待していたのかと問い詰めたいです。

展示の半分は生物ではなく地学関係の展示だったのも面白かったところです。前述したNHKのダイオウイカドキュメンタリーと同時期に開催された2013年の深海展は、ほとんどが深海生物についての展示だったことと比較すると、大きな違いです。

深海に眠る資源として、おなじみメタンハイドレートも紹介されていたのですが「分子模型とか展示されてもなー」と、これまたカップルが戸惑っていたりしました。



感慨深かったのは、東日本大震災――311に関連した展示があったことでした。

 

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