気に入らないなら消してしまおう。Twitter抹消のノウハウ
Twitterはアカウント制であるため、そのアカウントを削除するのが一番手っ取り早い。だがそれだけでは気が済まないという人も居るだろう。そこで今回は『黒歴史クリーナー』というサービスを含め、Twitter削除マニュアルをお届けする。
『黒歴史クリーナー』を使ってみよう!
『黒歴史クリーナー』の最初の画面。大きな広告が表示されるが、そこは無視して構わない。Twitterとの連携を設定しよう。まずは画面中央にある「Sign in」ボタンをクリックしよう。
サインインをしようとすると、Twitter連携の認証画面に遷移する。迷わず「連携アプリを認証」をクリックしよう。1秒たりとも黒歴史を残してはおけない。
認証に成功すると、先ほどの画面の「Sign in」のボタンに認証したアカウント名が表示される。これを確認したら「Continue」をクリックだ。ここからが少し難しいと感じる人が出てくるかもしれないが、やってみると非常に単純な作業なので、頑張って続けていこう。黒歴史を消すには苦労が必要なのである。
ここでツイートの取得方法を聞かれる。「タイムライン」か「全ツイート履歴」から選ぶ必要があるのだが、「タイムライン」から取得することを選んだ場合、新着3200件のツイートしか削除することが出来ない。そこにすべての黒歴史が集約されているのであれば、それでも構わないのだが、黒歴史はどこから飛び出してくるか分かったものではない。ここは「全ツイート履歴」を選択しよう。
「全ツイート履歴」を選択すると、少し分かりづらい説明が表れるが、ここで諦めては黒歴史を抹消することはできない。歴史は勝者によって語られるのだ。Twitterにアクセスし、「全ツイート履歴」の取得を目指そう。
Twitterの設定画面に行くと、「ユーザー情報」の項目から「全ツイート履歴を取得する」というボタンがある。誤操作防止のためか、視認しづらい配色になっているので、目をこらして探すと良いだろう。黒歴史よりも簡単に見つかるはずだ。そこをクリックするとサーバ側で全ツイートのデータ化が開始され、データ化が完了するとボタンが「ダウンロード」と変化するのでダウンロードしよう。
無事に全ツイートの履歴を取得できたら、『黒歴史クリーナー』に戻り、それをアップロードしなければならないのだが、ZIPファイルでのアップロードを求められる。環境によるのかもしれないが、筆者のMac(Mac OSX 10.9.1)の場合、ダウンロードできたファイルは、特に圧縮されていない黒歴史の詰まったフォルダであった。そのため、自分でZIP化しなければならない。ZIP化は専用ソフトを使うか、多くの人は「右クリック」から「ファイルを圧縮する」といった項目を選択することで可能だろう。黒歴史を一思いに圧縮してしまおう。
「tweets.zip」をアップロードすると、黒歴史の削除処理が始まる。筆者は6813ツイートもあったが、そのなかにどれほどのツイートがあったかと思うと正直ぞっとする思いだ。数万ツイートを数える方も決して珍しくないので、ツイート数により処理時間も変化するだろう。
処理中はステータスの詳細表示させることで無事に処理が進行しているか見守ることが出来る。たった一つの黒歴史も残すわけにはいかないのだ。
ここで自分のTwitterを見てみると、『黒歴史クリーナー』により黒歴史削除が始まったことがつぶやかれている。いわば宣戦布告のようなものだ。新たな歴史は目の前にある。
徐々に処理が進行し、ついに削除が完了した。
処理結果を見てみると、「正常に完了」の文字が表示されている。処理時間は6813ツイートで11分かかっており、比較的長時間に感じる人も居るかもしれないが、そこは気長に待って欲しい。それだけの黒歴史を重ねてきたのだから。
ここでまたTwitterを確認してみると、再び『黒歴史クリーナー』により削除完了を告げる内容のつぶやきがなされている。言うまでも無く「勝利宣言」だ。これでもう過去に恐れて生きる必要は無くなったのだ。勝利のひとときに酔いしれよう。
すべてのツイートを削除したところで、安心してアカウントを削除しよう。
Twitterアカウントの削除はとても簡単だ。設定画面の最下部より「アカウントを削除」をクリックするだけでよい。削除後30日までであれば復活も出来るため安心して欲しいところだが、すべてのツイートを削除した今、思い残すことはもう無いだろう。一思いにアカウントを削除して、新たな歴史を踏みだそう。黒歴史は自分だけのもの。
筆者は、ツイートを自動的にローカル環境に保存するようにチューニングしている。今回は表題の趣旨から逸れるため、詳細は割愛するが、こちらもWebサービスを利用している。改めて見返してみると、やはり恥ずかしいものばかりだ。
昔から不思議に思っていたことだが、どうしてインターネットを利用していると、自分の恥ずかしい部分が表れがちなのだろうか。「もう一人の自分」を演じているのか、見えない人々とのコミュニケーションについつい油断してしまうのか。しかしながら、自分で見ても恥ずかしいということは、きっと他者から見れば目も当てられないに違いない。『歴史は繰り返す』という言葉があるように、また気付いた頃には黒歴史を量産しているかもしれないため、そのときはまた一気に消し去ってみようと思う。良くも悪くも、インターネットはとても便利な物である。
「黒歴史クリーナー」
記者名:14
プロフィール:「全方位土下座外交」と「部屋の乱れは心の乱れ」がモットー。
ハムスターの「三成くん」飼ってます。
プリンとカツ丼が大好きです。
ガジェット通信:http://getnews.jp/archives/author/14
コメント
コメントを書く(ID:31347589)
アカウント消しちゃったよ・・・
(ID:138438)
一般人は黒歴史を晒しても忘れるから気にしないだろ
(ID:15723400)
見た人の記憶までは消せません