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東日本大震災から3年、もっと力を入れて復興に向け努力

2014/02/26 18:35 投稿

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鈴木克昌代表代行・幹事長 記者会見(2014年2月24日)

2月24日、鈴木克昌代表代行・幹事長が小沢一郎代表の代理で記者会見を行いました。
会見要旨は以下の通りです。

20140224鈴木幹事長会見

【 冒頭挨拶 】

代表会見ということだが、都合が悪く代理で私がさせていただくので、よろしくお願いしたい。

国会はいよいよ予算も大詰めということではあるが、それと同時に、ここで一番大きな問題は、豪雪の問題ではないかと思う。
我党もいち早く豪雪対策の本部を立ち上げて、早速古屋担当大臣のところに8項目に渡って要望を届けた。大臣の方からは非常に前向きに一生懸命やると、予算関連については是非生活の党の協力も頼むという話だった。

昨日、埼玉県へ視察に行ってきた。詳細については党ホームページに記事を掲載しているので、ご覧いただきたい。
埼玉県の状況は、まさにびっくりするような悲惨な状況である。とりわけ、富士見市の体育館、平成2年に出来た比較的新しい体育館の、屋根がすぽっと何もなくなってしまい、部分的に穴が開いたとかそういうことではなく、天井自体がなくなって青天井が覗いているという状態で、本当にあの雪の恐ろしさというものをまざまざと見せつけられたという気がしている。

それから農業関係では、特にビニールハウスについて、収穫前の産品がやられてしまったとか、初めて収穫をしようという矢先に施設がいかれてしまったという状況で、埼玉県だけでも本当に大変である。
恐らく他県でもその様な状況、また更にひどいところもあるのかもしれないが、これは国を挙げてきちんとした対策をしていく必要があると思っている。
我党も党を挙げて情報収集、要望等々についてきちんと受け止めさせていただき、予算について条例等現地に即した形で対応するべく努力をしていきたいと思っている。

後は、政府与党は、ご案内のように28日までに予算をあげたいというか、あげるのだということだが、我々としては、その前に本当に熟議が口先だけではなくてなされているのかということを言っているので、議運や国対、そしてそれぞれの委員会で、我党の主張をしているところである。

それから、今日幹事会で出たのは、石垣市長選挙が始まったが、元職の候補を応援したいという意見が出ている。
推薦とか支持とか具体的な形ではなくて、議員が個人の立場で応援に入るということについては了承をした。

【 質疑要旨 】


徳田毅衆議院議員辞職に伴う補欠選挙について

Q. 自民党を離党した徳田毅衆議院議員が先ほど辞職願を提出し、政治不信を招いたということで議員辞職することになった。まずは率直な受け止めと、補欠選挙が4月末ではないかという話だが、特に消費税引き上げ直後ということになり、色々な意味合いを帯びてくる選挙になると思うが、党として補欠選挙にどう臨んでいくのか。(NHK)
A. 先ほど第一報を聞いたところで、まだ具体的に代表の意向も聞いているわけではないが、この事案は親族がああいった形で逮捕をされたり、事情聴取をされたりしていたわけだから、やがては辞職をせざるをえないだろうと思っていた。

結果、それが今日になったということである。間違いなく補欠選挙があり、4月ということだから、どういう風に臨んでいくのかというのを党内できちんと議論をしていかなくてはいけないと思っているが、いずれにしても一人の国会議員がこういう形で辞職をしたということは、非常に残念であり、国民の皆さんに対しても政治不信という意味からおいても非常に申し訳ないと思っている。

他党のことではあるが、他山の石として我々もきちんと自戒をしていく必要があるのではないかと思っている。

Q. 鹿児島第2区の補選についてだが、野党は民主党が公認候補として打越あかしさんを内定しているけれども、もし独自候補を擁立しないということになれば、野党として協力していくような考え、選択肢はあり得るのか。(共同通信)
A. 先ほど申し上げたように、まだそれについて党内できちんとした議論をしているわけではないが、独自候補というのは現状ではなかなか難しいと思う。
したがって、諸般の情勢の中で、まるっきり民主党候補を応援しないということもないであろうし、かといって応援をしていくということも決めているわけではないので、今後の展開によって党内できちんと議論をしていきたいし、また、打越さんがどういう風に考えているのか、そこのところもきちんと確認しないと、現時点では何とも言えないと思う。

みんなの党、党大会での保守政党宣言について

Q. 昨日みんなの党が党大会を開き渡辺代表が保守の政党になったと宣言した。安倍首相の進める集団的自衛権行使容認についても積極的な考えを示したわけだけれども、これについてお考えを伺いたい。(日本経済新聞)
A. これは、みんなの党が決めたことなので、それをとやかく申し上げるということは非常に僭越だと思う。

ただ、我党としては、我党の憲法を含めて集団的自衛権等々についての考え方があるので、我々なりの考え方でこれからも対処をしていきたいと思っている。

いずれにしても、みんなの党さんの決定はそういうことだったのだろうと受け止めている。


大阪市長選挙について

Q. 大阪市北区の区長が出馬の意向を表明しているという報道もあるが、これであらためて選挙戦になる見通しが高くなったけれども、あらためて選挙をするということの正当性について、どのようにお考えか。(読売新聞)
A. 色々な経緯の中で、今回市長選が行われるということになったわけである。
私は、これは橋下さんの、あくまでも大阪都構想を推進をするという強い意志の表れの中で、こういう状況になったと思っているのだが、一番の問題は大阪府民の方、市民の方がどういう風にこの事態を受け止めているのかということだと思う。

もちろん民意が出るのは選挙なので、大阪の皆さんが今回の橋下さんの考え、行動、そして選挙戦になったという経過等々を冷静にみて、市民の皆さんの判断がなされるのではないかと思う。
したがって、このことを我々が、また私がどうであるというコメントは差し控えた方がいいのではないかと思っている。


結いの党との合流報道について

Q. 週末の一部報道で、小沢代表が結いの党の江田代表に合流を持ちかけて流れたという話がある。代表がという書き方だが、党の幹事長として事実関係を把握されていることがあったら伺いたいのと、これについて代表と話をされていたらお聞かせいただきたい。(NHK)
A. 結論から申し上げて、代表とこのことについて話はまったくしていない。どうであるかというご質問だが、まず代表からその事実関係をお伺いしないことにはコメントのしようがないなと思っている。

ただ、私は何人か結いの党の皆さんにも友人知人いるので話をしていると、結いの党というのは、非常に政策を重んじているということである。
したがって、それは結いの党の皆さんの一つの考えであると考えており、会ったか会っていないかは別にして、結いの党としてはそういう主張になるであろうということは、理解を示している。

さはさりながら、政策がまるっきり合わなければならないということについては、例えば大同小異という言葉もあるように、小異の部分は捨てろとは言わないけれども、ある程度お互いに飲み込んで、大同についていくということも、私はある意味では必要ではないのかなと思っているが、しかし、結いの党の皆さんの基本的な考え方は、非常に政策を重んじている党であるということは理解をしている。


東日本大震災からの復興に関する議論について

Q. 来月11日で東日本大震災から丸3年になる。今日予算委員会で復興と行革がテーマとしているけれども、ほとんど復興について議論がなされていない状況で、今朝も民主党の黄川田徹さんが質問されたくらい。議論が深まっていない状況について、どのように思われるか。(共同通信)
A. いずれにしても、我党の立場は、被災地の皆さんの復興があって震災からの脱却ということであるので、現状について率直に申し上げて、復興が順調に進んでいるということではなく、ある意味では、福島の皆さん、被災地の皆さん、とりわけ原発関連で不自由な生活を余儀なくされている皆さんが犠牲になられているということであり、このことは我々としてももっともっと力を入れて復興に向けて努力をしなければいけないと思っている。

けっして今の状況は3年経ったからといって、基本的な部分が解決されているものではないと私は思っている。さらに努力をしていかなければならないと思っている。

Q. 今の政府の復興対策についてどのように見ているか。問題点があれば教えてもらいたいのと、努力していかなければいけないということだけれども、生活の党として具体的にどのような事をやっていこうという考えがあるか。(共同通信)
A. まずは、やはり現地の皆さんのご意見を聞くということだと思う。今、なかなか十分にそういった皆さんの声が受け止められている状況ではないのではないかと思う。
だから、我々がやるべきことは現地の皆さんの声を聞いて、そして一つでもその解決に向けて努力をしていくということだと思う。

今は残念ながら我々は与党ではないわけだが、野党として何ができるかということを考えて、これからも努力をしていくということにつきるのではないか。

 

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