東日本大震災から2年の月日が経過致しました。改めまして、震災でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に対し衷心よりお見舞いを申し上げます。
震災で「大切な家族」を失い依然癒されない思いに苦しんでいる方々や、「生活の基盤」を失い人生を大きく変えられてしまった方々の心情に思いを馳せるとき、名状し難い悲しみと憤りを覚えます。いくら月日が経過しても決して癒されない悲しみというものがあります。
「復興」を考える上で何より重要なことは、復興予算の規模そのものではなく、このような人々の思いに十分思いを馳せ、被災者の生活再建のため真に必要な事業を行うのだという私達「政治」の固い決意であると確信致します。
また、「忘却」という私達の最大の「敵」にも十分注意しなければなりません。福島第一原発事故は決して収束していないにも関わらず、多くの国民にとって原発事故への関心が薄れつつあることは誠に残念です。今でも原発事故の被害に苦しんでおられる福島県の皆様方の「思い」にもっと寄り添った政治を行うべきです。忘却・風化は決してあってはならないことです。
「復興」はインフラを元に戻して整えてそれで終わりではありません。被災者の皆様方が失ったものを失ったものとしつつも、新たな気持ちで前向きに社会生活を行えるようになってこそ、はじめて「復興」なのです。その意味で、私達生活の党では、あくまで「生活」本位の復興政策の実現に向け、引き続き全力で取り組んで参ることを固くお約束申し上げます。
平成25年3月11日 |
生活の党代表 |
衆議院議員小沢一郎 |
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