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広野ただし参議院議員の必勝を期して!

2013/03/14 14:59 投稿

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小沢一郎代表全国行脚第2弾~富山県~(2013年3月10日)

3月10日、小沢一郎代表が全国行脚第2弾として、広野ただし参議院議員の地元である富山県を訪れました。富山県連発足記念大会には約300人、雨天のため、街頭ではなく2か所の公民館で行われた演説会には、それぞれ100人を超える支援者の方々が応援に駆け付けてくれました。最後に行われた記者会見の要旨は以下の通りです。

小沢一郎代表全国行脚第2弾~富山県~

【内容】

参議院議員選挙について

Q. 野党連携について改めて今の考えを。
A. 野党が連携して力を合わせれば、今からでもやりようはあるのだが、去年の衆議院議員選挙の経過を見ても分かる通り、なかなか一本にまとまって戦うという機が熟していない気がする。そうするとそれぞれが単独で戦うということになるだろうから、うまく協力体制ができればそれでいいのだけれども、私どもも単独で戦うという前提で、選挙戦をやっていかなくてはいけないと思っている。今のところ選挙区で3人の現職、比例区でやはり3人の現職、そして比例区で新人2人ということだが、これから特に選挙区でいい候補者を見出して戦いたいと思っている。1人区で自民党と戦って勝つということは、非常に難しい、限られたところでしかないのだが、複数区では勝機があると思うので、首都圏など3人以上のところでは、ぜひいい候補者を見出したいと思って、今鋭意努力しているところだ。
Q. どのような対立軸で非自民がまとまっていくのか。
A. 野党の方に対立軸はない。基本的には少なくともそれぞれの党の建前はそれほど違っているとは思えない。だからその意味では連携することは可能なはずだが、結果として去年もできなかった。やはりそれぞれの事情を言い出したらできっこない。明治維新で西郷(隆盛)さんがおっしゃった通り、大事を為すには己を捨てなくてはいけない。そうしないと大事は成就しない。みんなが早くそういう気持ちになってもらえたらいい。衆議院選挙は参議院選挙が終わってみないとわからないが、ばらばらだとまた自民党が勝つ。そういう現実を見てどう認識して、どう戦うかということになってくると思うから、参議院を経過してみないと、どういう形で、どういう風な連携ができるのかまだわからない。
Q. 1人区である富山での生活の党の対応は。
A. 1人区でもいい立候補者がいれば立てたい。あとは富山県の場合は広野(ただし)さんに聞いてもらう以外ないが、1人区というのは一般論として、我々の今の勢力で自民党と戦っても、(勝てる)可能性としては少なくなるから、これも一般論として3人区以上のところではどうしてもいい人を見つけたいと思っている。1人区はその(選挙区の)状況次第である。
A. (広野ただし副代表)
この間前回(平成19年)は個別名詞を出して申し訳ないが、森田(高)さんのために非常に力を合わせることができて、この自民党王国の中で、自公に39年ぶりに勝ったわけである。だから富山県で勝つためには、野党が力を合わせないとできない。やはり民主党が野党の第1党を占めているから、そこが主導権を発揮して、われわれもいろんな政策が合えば協力するのにやぶさかではないと思っている。

選挙制度について

Q. 小選挙区制だと風頼みでなかなか大政治家が育たないという指摘がなされ、中選挙区制の方がよかったという意見が出ているが、今回の結果も踏まえ、小選挙区制の生みの親としてどう見ているか。
A. 中選挙区制の方が(大政治家が)育たない。イギリスを見てごらんなさい。サッチャーだってチャーチルだって、人口10万人の小選挙区である。日本の3分の1か4分の1である。それでもちゃんと大政治家が育っている。だからそういう問題ではない。小選挙区か中選挙区かというと、中選挙区がぬるま湯的な日本に合う。小選挙区は政権交代ができやすいようにといって始めた。かつて社会党や野党は、小選挙区になると政権交代ができないと言ってヒステリーになっていた。ところがそうではないことがわかった。政権なんか取れると思わなかった民主党が政権を取った。今度は、自民党はもうだめだと思ったのに政権を取った。だから去年の暮れに政権交代が起きたこと自体は別にいい。僕が狙った通りである。政権交代が起きやすくするために小選挙区制にしたのだから。ただ残念なのは、はなはだ思い通りの政治ができないままに政権がなくなってしまったということだけである。
Q. 小選挙区制は二大政党制、自民党に代わりうる政党を打ち出すという趣旨で始まったはずだが、昨年の選挙の結果を見ると、比例代表並立制があったがゆえに第3党以下の小政党が、小選挙区で比例票を上げようとして乱立したために自民党に有利に働いたという指摘もある。その意味で二大政党制を作り上げることと、比例代表並立制を続けることの関係をどう考えているか。
A. 最初の案は500人全部小選挙区制だった。自民党があの時にいろんなことを言って、それで3:2になった。中選挙区制というのは比例代表制である。イタリアをごらんなさい。全部比例代表制で、たまたま安定しやすいように第1党に過半数を与えるというおかしな仕組みだが、比例選の結果を人為的に補おうとしてやっているわけである。中選挙区制は比例代表制だからなかなか政権交代が起きない。1度政権を取って既得権、権力を持った政党、だから戦後の自民党はずっと取っていた。小選挙区になったから政権が変わる。だからまた次も変わる。変わりやすいように小選挙区にしたのだから。だから並立制をなくしたらなおさら変わる。並立制というか比例制をなくしたらもっと大きく変わる。カナダは政権党が2人か3人になってしまった。だからそういうような劇的な変化もあるから、多少比例制を並立することによって緩和しているというところはある。しかし自分の比例票を伸ばしたいがために少数党が乱立したということではない。少数党が乱立しているからそういうことになった。結果は逆である。連携すればいいものを1つ1つになっているから、それぞれの自分の利害でもって立てたからだめなので、比例制の事ではない。

民主党について

Q. もう一度政権交代を目指すに当たり、前回(2009年)の総選挙で民主党は自民党に代わりうる政治体制を柱に打ち立てて戦ったが、この3年3か月で、統治能力(ガバナンス)の問題という部分で国民の失墜を招いたと思うが、その辺についてどうリカバリーすべきと思うか。
A. これは民主党自身も、民主党に所属している人たちも、多分、少なくとも良心ある人たちは、その失敗を痛切に感じていると思う。なぜこんなことになってしまったかと。ですからこの次の機会があるとすれば、そういう意味での鍛錬を経てくるということになるから、僕はそういう面での心配はあまりしていない。ただそこまでの認識と決断をそれぞれができるかどうかである。小首傾げて泥沼へ、のような言葉もあるけれども、何もせずにただ座して死を待つ、という類の感覚では何もできない。僕は今度やるときにはそれぞれ意識を新たにして(民主党は)やれるのではないかと思う。

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