<p style="text-align: right;">平成30年3月11日
代 表 小 沢 一 郎</p>
東日本大震災の発災より7年の月日が経過しました。本日改めて、この震災で犠牲となった皆様方に哀悼の誠を捧げるとともに、最愛の御家族、御親族、御友人を失われた方々、被災された多くの方々に対し、心より御見舞いを申し上げます。
今日の復興の状況を見ますと、公営住宅整備や嵩上げ、住宅の高台移転などハード面での整備に目途がつきつつある中、いよいよソフト面の本格的な復興を推進していく必要がありますが、被災地では、区画整理の終わった土地の用途が全く決まっていないというケースも少なくないと聞きます。
それぞれのハード事業の目鼻がついてくる中で、改めて、「なりわい・にぎわいの再生」を第一として、復興事業全体のハードとソフトのバランスをしっかりと調整すべき段階に来ています。この点、「復興はいまだ成らず」と言っても過言ではありません。
国は、引き続き各被災地の「なりわい・にぎわいの再生」に全力で取り組んでいく必要があります。そして、その際は、被災地の声に改めて注意深く耳を傾けなければなりません。また、地域コミュニティの形成を柱として、被災地の皆様方の心身のケア、孤立の防止等にもきめ細かく目配りをする必要があることは言うまでもありません。
震災から7年経った今、自由党が復興で第一に考えていることは「記憶」であります。震災の記憶の風化だけは絶対あってはなりません。この点、残念ながら、現政権は多くの「大事なこと」を忘れていると感じます。震災や福島の原発事故等の教訓は、鮮明に記憶されるべきものであります。そこから、我々が「歩むべき道」がおのずと見えて参ります。
自由党は、何より震災で得た教訓を第一に、引き続き一日も早く復興が完遂するよう、また、我が国において震災の記憶がしっかりと伝承され、災害の備えに万全を期せるよう、全力で取り組んで参ります。
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