冬の浜には緩い南風が吹いていた。足下の砂が運ばれてアーティスティックな模様を描く。暖冬だというけれど、やはり12月だ。海の冷たさが砂を伝って靴底まで届いてくる。冬の澄んだ空気が江ノ島からぐるりと弧を描いて広がる伊豆半島の全貌をくっきりと映し出している。間に聳える冠雪した富士山も含めて、この海辺で望む冬景色だ。
「あの日のこの海を僕は知らない」
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コメント
コメントを書く(著者)
>>4
自分の目で見て、耳で聞いて、ひとり一人が自分の責任で判断するしかないんだと思います。そしてどう判断するかは各、自由でであるべきです。ただその判断を誰かに押しつけたり、巻き込もうとしたり、わざわざ喧伝したりするのはいけないと思うのです。
(著者)
>>5
食べるものに関していえば、本当はひとり一人が他人任せにせず、作っている人のところにいき、現場を見て、話を聞いてから買うようになれば風評被害はないし、作る側もズルができないと思うのですが、実際にはそうは行かないですよね。僕もメディアで働いているひとりとして「伝える努力」をもっとしていかなければと思いました。
(ID:51923679)
>>9
全くその通りだと思います。小原さん、ありがとうございます。