草の根広告社

「冬立つ」

2015/11/11 07:00 投稿

コメント:3

  • タグ:
  • 自分の人生がある場所へ

fef1f135a163769b21cdf5b871f2895579da03fb 
 晩秋の静けさの中、唐突にお囃子が聞こえた。幻聴だろうかと思いながら誘われるように裏山の麓にある神社に行くと、無数の提灯に仄かな明かりが宿り始めていた。その下ではおでん、やきそば、カレーなどが振る舞われていた。地元の子供たちの賑やかな笑い声があった。大人たちの微酔を帯びた顔があった。

「今日はなんのお祭りなんですか?」

 顔見知りのおばあちゃんに聞いてみる。

 

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

頭ではわかっていても、体に入りきっていなかった。
ストンとくる表現でした。
体験不足の社会。自覚はあっても行動できない自分がいて……
思いやりや想像は大切だけど、体験経験して肚落ちすることもあるんですよね。

No.1 109ヶ月前
小原信治 小原信治
(著者)

>>1
無意識で動けるまでになるには頭ではなく体(と小脳)で覚えないとダメなんですよね。たとえば自動車の運転みたいに。

No.2 109ヶ月前

子供は土地の人みんなで育てる、都会ではなくなってしまったことですね。家族意外の他人からたくさんの社会勉強をするのだと思うのですが。
紫いもの羊羮、おいしそうですね。

No.3 109ヶ月前
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

草の根広告社

草の根広告社

月額
¥330  (税込)
このチャンネルの詳細