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「この町の匂い」

2015/06/17 07:00 投稿

コメント:5

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  • 自分の人生がある場所へ
 たとえば、海岸線を走っている時のこと。向かい風が運んでくる潮の匂い。追い風に乗ってやってくる森の緑の匂い。海草やプランクトンが発する磯の香り。そして、全身をあたたかく包むような太陽の匂い。実に様々な匂いが鼻先を刺激する。そして、記憶の中に眠っていた言葉にできない何かが、様々な感情とともに呼び覚まされる。
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コメント

小原信治 小原信治
(著者)

>>1
何かのきっかけになっていれば、とてもうれしいです。

No.3 114ヶ月前

匂いや音。毎日、同じ時間に聞こえる音ってありますよね。
私の住んでいる場所は近くに山があるので、朝、目を覚まして布団の中で耳を澄ますと鳥の鳴き声が聞こえてきます。それは季節によって変わります。
今まであまり意識していなかったけれど、自分は鳥の鳴き声で季節を感じられる場所で暮らしてるんだと気づき、ちょっと幸せな気持ちになりました(^^)

小原さんの住んでいる海辺の小さな町では、朝目覚めたときに聞こえてくるのはどんな音ですか?

No.4 114ヶ月前

薪の匂い。小さかった頃の大切な風景を思い起こさせます。ほんのりと染まりはじめた薄桃色の空が夕餉の時を知らせるころ、ふわりと漂ってきた薪のかほり。田畑の合間に点在する家々から昇る白い煙。時がこの美しい風景を永遠に止めてくれたらどんなに幸せだろうと、夢見心地で薪のかほりを胸一杯吸い込みました。今でも薪の匂いに出逢うと、その風景の中で幸せだった小さな私になります。

No.6 114ヶ月前
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