ぼくらは忘れてしまう。
1月7日。町中から集められた正月飾りが焔に包まれ、立ち上る白煙となって冬の蒼穹に消えていくのを見ながらふとそんなことを思った。波の音が聞こえる。お囃子が聞こえる。支柱となっている竹がパチンと勢い良く弾けた。傍らには空を見上げている娘の横顔。何を思っているのだろう。そして忘れてしまうのだろうか。この光景も。
ここから先は有料になります
ニコニコポイントで購入する
チャンネルに入会して購読する
- この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。