突如1976年から2023年にタイムスリップしたような目眩のような感覚があった。小学館の雑誌「小学一年生」。2023年4月入学準備号。目覚まし時計が付録についているとはいえ、肝心の本誌はとても薄い。値段を見たら2200円だった。その衝撃をツイートしたら地元の農家さんが「学研の科学は2980円」というリプライをくれた。どちらもぼくが小学生のときに認知していた値段の7倍になっていた。初任給が、平均給与が、年金が、そして物価全体が7倍になっていたらここまで驚くこともなかったと思う。たとえば1980年代に170円だった「少年ジャンプ」は2020年代では290円だ。なのに小学生向けの雑誌だけが7倍になっている。これも少子化の影響なのだろうか。別に難癖をつけたいわけじゃない。1981年に小学校を卒業して以来42年間、一度も小学生と接点を持つことなく2023年の小学生の親になったもんだからその変化に面食らっているだけだ。それは雑誌の値段だけの話じゃない。
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